hyla’s blog

はてなふっかーつ!

美味しい酸辣湯の作り方


 突然であるが、酸辣湯を作ってみた。

 
 冷蔵庫の中を整理していたら、野菜入れの中から古い白菜の浅漬けが出てきたのだ。浅漬けだったはずのものと言うべきか、もはや立派な古漬けである。封は切っていないのだけど、内部で発酵していて、袋はぱんぱんになってしまっている。賞味期限を見たら、なんと7月であった。発酵するのも無理はない。さあ、これをどうするかが問題だ。


 ものが白菜だから、賞味期限は通り越しているが、古漬けになっているが、多分思い切り酸っぱいだろうが、食べられないものではなかろう。食べられるものを捨てるのはよくない。しかし、思いっきり古漬けの白菜をそのまま食べるのは、酸っぱい白菜はやっぱりあんまり食べたくない。ちょちょっと手を入れて、何とかごまかせないだろうか?と考えた。

 
 古いたくわんだったら、塩抜きをして出汁と醤油に少し唐辛子をきかせて炊きあげるものだ。が、白菜はどうだろう?何ができるだろう?
 と思って、ネットで検索してみた。そしたら世の中には同じような事を考える人もいるもので、ちゃ〜んと掲示板に質問があり、それに対する答えもいろいろある。ネットって素晴らしい!
 

 その中で最も食指を動かされたのは「酸辣湯(すっぱ辛い中華スープ)にせよ。」という答えだった。東南アジア系のご飯は大好きだ。酸辣湯ももちろん好きだ。言われてみれば、酸っぱい白菜なんてすでに天然の酸っぱさが着いているわけだから、酸辣湯にもってこいだ。これはいい!と思って即作ってみたのだ。


 適当に湯を沸かして、豚肉の細切れを小さく切って入れて、出汁にした。そこへタマネギは無かったので、代わりにネギを一束丸ごと刻んで投入。更に水洗いした白菜の古漬けを入れて、塩と唐辛子の輪切りを投入。でここへ隠し味として「(放置しすぎてこれまた発酵しちゃった)自家製はちみつスダチ」を投入して完了としてみた。

 
 この間、所要時間は10分ほど。なかなか、お手軽でよろし。



 そして、いよいよ食べてみる。


 熱々のスープをお椀によそって、スープを一口…。


 んまーーーーーーい!


 作った私が言うのも何ですが、これは美味しい。酸っぱくて辛くて塩味もあって、それらが混然と一体化してとてもまろやか。インスタントの酸辣湯よりずっと美味しい。こんなお手軽にほんの10分くらいで作って、こんなに美味でよろしくって?
 もうとにかく、私とてもとても気に入りましたのでした。もう、この味の為にまた古漬けを作らねば、と思うほどですよ。このために、「発酵しすぎたハチミツすだち」を作らねばと思う程ですよ。

 

 と言うことで、無計画に買い物するズボラーな皆様。白菜の古漬けで作った酸辣湯はオススメですわよ〜。是非お試しあれ。