史上最強の怠け者
このところさすがに寒いので、ストーブを使っている。石油ストーブのスイッチを入れる。そして火がつくか着かないかのうちに、やってくるのがジョジョである。
ジョジョはどこにいても、ストーブを使う気配を感じるなりやってきて、ストーブの前を占領する。火にあたり、だんだん毛皮が熱くなっても、知らんぷりである。無理矢理どかそうとしても、絶対に火の前から離れない。ホットカーペットの上で、ストーブにあたりながらうとうとする、と言うのがお気に入りである。その時には、「ブフフッ。スピーッ。」と鼻を鳴らしながら、実に気持ち良さそうに寝ている。
先程たまたまマルクに、おやつをやっていた。コロッケの半分をマルクにやっていたが、やはりジョジョも欲しいだろう、と思って鼻先に置いてやった。と、ストーブにあたっていたジョジョはごろんと寝返りをうち、何と寝ころんだまま首を伸ばしてコロッケを食べ、そのまままた寝てしまったのである。
横着にも程がある!