hyla’s blog

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久々に


 久々に海岸調査。ずっと晴れが続いていて、さわやかな秋の空。外にいるのが、気持ちのいい時期だ。
 
 海岸に着くと、ハマゴウの花はわずかになっていた。けれど、ハマゴウは6月中旬から咲いているのだから、花期は本当に長い。ただし、もうハチはいなくて、飛んでいるのはハナアブのみ。

 
 外にいると気持ちは良いのだけど、あまりにも晴れが続いて乾燥しているものだから、採集は結構手こずった。雨が多い時と、乾燥している時では、同じ生きものでも採れる場所の砂利の大きさは異なっているということがわかったことが収穫。

 
 ひたすら黙々と掘っていると、海の方でバシャンと何かが飛び込む音が聞こえた。見てみると、ミサゴがダイブを繰り返している。青い空に、ミサゴの白い羽が映える。静かで波の音しかしない秋晴れの空の下で、一人ミサゴのダイブを見ていると、無性に誰かにこれを伝えたくなった。ミサゴのダイブは何度も繰り返されたけど、結局獲物は採れなかったようだ。

 
 
 その後、隣の礫浜に行ってみたけど、ここも乾燥がきつくて、あまり生きものは採れなかった。たぶん多くのハネカクシは、礫の下に入ってしまっているのだろう。
 ただし、季節が変わってきているためか、海藻からはたくさんのヒメハネカクシの仲間が落ちてきた。それに、オレンジのワラジムシも出てきたけど、これも暑い時期はあまり見なかったなあ。


 採集を終えて帰ろうとすると、道具を入れていた黄色の袋に、たくさんの羽虫が止まっている。何かと思ったら、羽蟻のようだ。こんな時期に飛ぶものって、これはサクラアリだったのかな?ヒラフシアリらしい。