hyla’s blog

はてなふっかーつ!

整理


 昨日採集して来たものを、整理してみた。

 
 ますは、ウミセミゾ類もちゃんと2種採れている。これは、割と活動時期は長いようだけど、さすがに今回は越冬中のものを掘りだしたのだろう。

 
 そして、こちらが交尾をしていたものだけど、肉眼でこれをウミセミゾと区別するのはかなり厳しい。採っている時にはほとんどわからないけど、こうやって見てみると、一番の違いは頸の太さ。ウミセミゾは頸がきゅっと細いけど、これは割と太い続いている。でも、色合いと言い大きさと言い、どうして海岸のハネカクシは似通ったものがこれほど多いのだろう。ちなみに、これは大きさが違うものがいるけど、これって別種なんだろうか?それとも、雌雄の違いとかなんだろうか?


 他には、ウミベトガリハネカクシに、私がコケシハネカクシと呼んでいるものや、ペラペラハネカクシも採れていた。ただし、ペラペラハネカクシは木曜日に行った海岸ではものすごくたくさんいるのに、こちらでは割と少ない。砂利の大きさはそれほど変わらないのに、なぜなんだろう。波あたりの違いとかだろうか?

 

 それから、こんなものもいた。これは、たぶんハネカクシの幼虫ではないか?と思うのだけど、少なともペラペラハネカクシの幼虫ではない。一番下に置いたペラペラハネカクシの幼虫と比べると、明らかに腹部が太い。この時期にいるのだから、寒い時期に繁殖するハネカクシだ。となると、冬に交尾をしていたヒメハネカクシ類の幼虫なんだろうか?成虫だけでも手に負えないのに、幼虫まで採るのは無理だし、保存も難しいから、とりあえず観察のみ。


 同じくこれも絶対わからないから、観察だけと思って採ったのだけど、観察してもハエとしかわからない。でも細かな砂利を掘ると、こんなハエが中から出てくるのだ。この寒い時期に、活動するハエもいるとは、すごいもんだ。


 ということで、これにて瀬戸内海の砂利海岸の通年採集が終了した。
 後は、まとめるだけなんだけど、ほんとにそんなことできるのか自分…。ああ、タトウの山が…。