hyla’s blog

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冬の波


 何となく時間があったので、海岸へ行きたくなった。冬の礫浜には、生き物はいるだろうか?

 が、しかし、車を置いて岬の先端に出た途端、諦めた。この風と波…。瀬戸内海とは思えない。私は日本海は見たことが無いけれど、日本海の波はこんな感じだろうか?

 
 けれど、ここが瀬戸内でも結構大きめの礫浜なのは、この風や波が原因だろう。山のこちら側は岬に遮られ、風も波もそれほどではない。岬の向こう側はもっと風が強くて、ここよりもっと大きな礫の礫浜がある。穏やかな瀬戸内海にあって、ここが礫浜なのはきっとこの風や波によるものだ。けれど、さすがにこれでは浜に下りるのは危険。引き潮まで2時間ほどだけど、時折の波は堤防すら越えている。これで浜に下りてびしょ濡れ程度なら笑い話ですむけれど、万一波に流されたら大迷惑。

 と言う事で、撤収。


 ついでに、隣の海岸も見てみたけれど、ここも激しい波で、堤防を越えて細かい水滴が飛んでくる。ここも、これでは下りるのは無理。サーフィンでも出来そうな波だ。
 波打ち際に堆積していた礫も波の中だけど、礫の生き物はどうやって越冬しているのだろう。卵か成虫か?そして今はどこに居るのだろう。波に洗われて、また打ち上げられるのか?それとも、陸近くに潜っているのか?
 こうした波が来る回数は少ないけれど、毎年必ずあることだから、それに対応する生態も持っているのだろう。



 海岸では、こんなものも見た。何かに喰われていて、頸から上も足もない。何となく水鳥のような気がするけど、これはタカの狩り残しだろうか?翼が残っているから、図鑑で見れば種もわかるかも知れない。

 本日は、これだけが収穫。