シロハラ
出勤すると、「中庭に鳥が落ちとるで。」と教えてもらった。
行ってみると、確かにシロハラ。ここの建物はロの字の形になっていて、中庭にはケヤキやカエデ、それからツツジなどを植えてある。そこへ来た鳥が飛び立つときに、衝突していくようだ。シロハラは、衝突しやすい冬鳥のNo1と言って良い。トラツグミやヤマシギなんかは見られそうもないけど、ここでもシロハラなら見られるみたい。
シロハラは、今朝のものではないらしく、目は乾いていたしナメクジの這った跡があった。衝突したばかりの暖かな鳥なら、いろんなものがくっついている。マダニにハジラミにウモウダニとかが定番だけど、これだけ時間がたったものでは、もうほとんどは逃げ出したかな?と思いながら翼を開いてみると、翼の内側に点点とくっついているものが見えた。ウモウダニかな?
昨年までなら、回収して冷凍庫に放り込んでおくのだけど、ここでは土に還すしかしかないのかな?
鳥の観察を趣味にする人でなければ、こうした鳥を間近で見たことのある人は少ない。昨年までは、それを補おうと思って、一通りの鳥は仮剥製にして展示しておいたのだけど、ここではそういう事は好まれない模様。多分、鳥を拾おうとすれば、「鳥インフルエンザの危険性があるのに…。」とか言われて、指導されるのがオチ。
死んでいる鳥もよく見れば、学ぶ事は多いのにね…。