hyla’s blog

はてなふっかーつ!

またはずす

 今日も、新しい海岸に行った。地図を片手に車を走らせて、ついたところはこんな海岸。


 小さな海岸だけど、なかなか綺麗。漂着物の中には、アオバトの羽根があったから、アオバトが海水を飲みに来ているのだろう。
 けれど、海岸の昆虫類はさっぱりだった。あまりの採れ無さに嫌気がさして石をめくり始めたら、昆虫類は居なかったけれどこんなワラジムシはいる。


 こういう岩礁のあるところで見る、オレンジ色の小さなワラジムシだ。この辺りの海岸でも相当良い海岸でないとこれは見ないので、結構レアなワラジムシではないかと思っている。このワラジムシを見たのは、これで4カ所だけど、ここには結構たくさんいた。
 でも、このオレンジのワラジムシがいるほどに綺麗な海岸なのに、どうして何もいないのか…?


 そう思いながら、海岸の端まで行ってみると、そこには打ち寄せられた海藻などがきちんと集められていて、定期的に処理しているらしい。これが生き物がいなくなる原因の一つだろう。そもそも生態系の基礎となる生産者が供給されなければ、消費者だって住めない。
 そして、そんな風に綺麗に片付けられてしまうのは、どうやらここが別荘地になっているから。写真に写っている家も、その他の家も、どう見てもすっぱりおしゃれで、普通に住むと言うより明らかに別荘として建てている。多分、ここは海に面した別荘地。

 

 海岸の砂の上には、誰かが大きく「I'll wait for you」と書いてあった。何があったのかは知らないけれど、青春だね〜。
 

 そんな青春模様がよく似合う綺麗でおしゃれな海岸で、私はあまりの貧果に泣きそうだった。
 いっそのこと、海にむかって「バカヤロー」って叫べばよかったかな…。