hyla’s blog

はてなふっかーつ!

白い海岸

 今日もまた、新しい海岸を探して走り回った。今日行った最後の海岸は、結構綺麗な海岸でこんなだった。

 綺麗だけど、異様に白い。この辺の海岸は、白砂青松というけれど、基本的にはベージュの海岸だ。でも、この海岸の砂はどう見ても白。なんでこんなに白いんだ?


 と思って、近づいて背後の岩を見て納得した。ここの花崗岩そのものが、ものすごく白い。この白い花崗岩が砕けてこの海岸を作っているのだ。それで、ほんの少し黒雲母の混じった石英でできたこの海岸は、異様に白いんだ。
 この海岸ができるのに、いったいどれほどの時間がかかっているのだろう。

 
 ただし、白くて綺麗だけど、成果はさっぱり。何ともショボイ結果にがっくりしながら、帰った。




 夕方、ホネが大好きな博物館の人に、10年ほど前に作ったウミガメのホネを引き取ってもらった。地元の海岸に打ち上げられて死んだウミガメで、滅多に見ないウミガメをそのまま放置するのはもったいない、と自分でホネにした。暑い7月に穴を掘って死体ごと埋め、それをまた掘り出してホネを洗って…、3ヶ月以上かかったのを覚えている。
 けれど、そのホネも以前の職場に置いていたらゴミとしてコンテナに放り込まれる寸前となっていて、慌てて引き取ってきた。


 香川にも、ウミガメは迷い込んでくる。そのデータって貴重だろ、と思うけれど、香川には行き場所がない。そして、ちゃんとデータもついているけれど、人によってはこんなものは邪魔なゴミでしかない。

 

 わかっているけれど、ちょっとへこむ。