hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ドウガネホシメハナアブ

 (ハエ・アブが苦手なヒトにはごめなさい)

 
 今日、新しい生き物をまた一つ覚えた。

 そいつの名前は、ドウガネホシメハナアブ。何とアブである。


 このアブも、ハマゴウに来ていたもので、実は、今朝の出勤前にちょっとハマゴウを見てきたのだ。
 見たかったのは、ホシトガリハナバチ。朝7時に海岸について、ひたすらじっと見ては、新しいものがいないかどうか目を懲らした。だけどいたのは、狩り蜂達以外には、コウベキヌゲハナバチとトモンハナバチがたくさん。シロスジフトハナバチもそれほどはいなくて、青いハチも見なかったし、ホシトガリハナバチはもちろん見なかった。(と思う。)
「せっかく来たのに、コウベキヌゲとトモンハナバチばっかじゃんよ…。」と、何とも贅沢な文句を言いながら、とりあえずコウベキヌゲより小さなハチのようなものが見えたので、一応採ってみればこれだった。

 
 ハチにあらず。アブですよ、アブ。ハナアブだろうけど。


 アブでも、春にスミレの花に来るもふもふのビロードツリアブとかは好き。
 ぴかぴかのアリスアブなら、見て見たい。


 でもねそれ以外はね…、今ひとつ。



 でも、採ってしまったものはしょうがないので、同定することにしてみた。
 大きさは1cmほど。色合いは、金色というよりは薄茶で光沢ありで腹部の模様は無し。だけど、何と言ってもこのアブの最大の特徴はこの顔。ご尊顔はこんな感じ。
 

 (苦手な人は見ないでね。)





 アブだから、頭のほとんどが眼なんだけど、その眼の表面に何故だか茶色の斑紋がある。こんな斑紋があって、いったいどんな世界を見ているのやら。
 
 それから、胸部には個体差もあるけど白い筋。


 と言う特徴を元に、検索をかけまくった結果(こんなものを調べる図鑑など持ってないので)、どうやらドウガネホシメハナアブというらしいと言うことがわかった。金属光沢のある体と、斑紋のある眼を持つ花アブってことね。
 更に学名で検索をかけると、これは幅広くヨーロッパやアメリカ大陸にもいるらしい。そして、生息場所は湿地や河口とのこと。これを採った海岸の側には川が流れ込んできていて、河口は港になっている。多分その当たりで繁殖して、ハマゴウに来ているんだろう。



 と言う事で、一つ新しいものを覚えたけど、実はアブ・ハエはハチなんかに比べてあまり好きじゃない。こういうのを見ていると、昔テレビで見たモノクロの「ハエ男の恐怖」という映画を思い出す。リメイクの「ザ・フライ」より、あれはモノクロの方がちょっと怖かった。
 だけど、こんなハエ・アブ大好きの人達もいるらしく、双翅目談話会なんてのがあって、結構充実した双翅目のweb図鑑があったのは大助かり。開設者の方は、以前にヤマシギにいたシラミバエを差し上げた方だな〜。



 なので、web図鑑から情報を頂いたので、私もネット上に情報をお返ししておこうとこの記事を載っけた訳だけど、しかしアブの顔の拡大図とか、グロと言えばグロだね。
 でも、お願いだから、クレームはご勘弁…。