hyla’s blog

はてなふっかーつ!

青いハチ


 ハチ・アリを専門にしている方が、ハマゴウのハチを見に来ると聞いた。なので、無理矢理同行させて頂いた。
 だって、さっぱりわからないハチについて、現地で実物を前にしてそのハチの名前を教えてもらえる。そんな滅多にないチャンスを逃すなんて手は、絶対ない。実は結構人見知りなんだけれど、こういうのは絶対絶対絶対行きたい!
 と言う事で、ハマゴウを見ながらいろいろ教えて頂いた。と言っても、私は慌てて行ったから、デジカメだけ持ってちゃらい格好で行ってしまって、その方が捕まえたハチを見せてもらっただけなのだけど。


 
 でも、ほんとに楽しかったし、全く知らなかったいろんなハチが見られた。コウベキヌゲハキリバチ以外にも、もふもふのシロスジフトハナバチや、チビドロバチ。でも、特に楽しかったのは、やっぱり青いハチたち。

 

 まずは、これ。

 アオスジハナバチ(コハナバチ)と言うのだそうだ。腹部の少し黄色みを帯びた微妙なグラデーションの青いラインが綺麗。この色は構造色なのかな?海浜性というのではないらしいけれど、何匹かが群れるようにハマゴウに来ていた。1cm程の、小さなかわいらしいハチだ。印象的だから、これなら覚えられそう。


 でも、もっと嬉しかったのは、やっぱりこっち。

 
 何のことやら?という写真ではありますが、左のはしっこに瑠璃色のハチが写っているのです。先日のトモンハナバチも実は珍しいハチという事だけど、これもとっても珍しいハチなんだそうな。香川では4例目になるのかな?
 

 で、この写真の青いハチは、シロスジフトハナバチに労働寄生するハチだとか。
「労働寄生するハチは何故だか綺麗なハチが多い。」
とおっしゃってたんですが、それを聞いて素朴な疑問。

 
 こういう青色のハチって、ハチにはどんな風に見えるの?

 
 ハチの視覚はヒトのそれとは違っていて、赤は見えなくて、その代わり紫外線まで見えるというのは有名。だから、ヒトの目にはわからないけれど、紫外線写真を撮ると花ならハチに蜜の有りかを示すネクターガイドが見えるし、チョウなら羽の色が雄と雌でくっきり変わっている。なら紫外線写真でハチを撮ったら、青いハチはどんな風に見えるんだろうか?普通の黒と黄色やオレンジのハチと、同じような色合いなんだろうか?ハチの標本を全部、紫外線写真で写真に撮ったら楽しい…かもしれない。何もでないかもしれないけど…。


 と、全く持ってどーでも良いことを、色々妄想して楽しんだ。
 
 一部では、青いハチを見ると幸せになれると言われているらしいけれど、それは間違いない!今日の午後、私が黙って仕事しながら、一人にへらにへらしちゃったのは、そのせいだ。


 
 ハナバチの仲間は、朝方によく活動するのだそうだ。ハマゴウは夏の間、咲いている。
 次は、ホシトガリハナバチ出てこい!