hyla’s blog

はてなふっかーつ!

咲いた

 この所ずっと、外に出かけられなかったので、欲求不満。そこで今日は少しだけ出かけてみた。もう、ハマゴウも花も咲き始めているだろう。コウベキヌゲは出ただろうか?それに今年こそ、ヤマトスナハキバチや、ニッポンハナダカバチを地元で見つけてみたい。

 と言う事で、とある河口に広がるハマゴウを見に行った。
 
 ここには、割と細かい砂がある。だからスナハキバチなんかもいるかも知れないと期待を込めたのだけど、乾いた砂の上では、こんな模様は見たけれど、ハチは見なかった。これは多分、非営巣性のアリジゴクである、コカスリウスバカゲロウが砂の中で這った跡。去年もここで確認したから、コカスリは毎年ここで営巣しているのだろう。


 それから、砂の上ではこんなものも見た。干からびているけれど、どう見てもエイ。この辺の瀬戸内海にも、エイが居たのか?知らなかったなあ。何と言うエイだろう。



 そして、今回の主目的であるハマゴウはというと、やはりこんな感じに咲き始めている。まだごくごく一部だけど、咲き始めたハマゴウがあれば、ハチは来る。実際よくよく見ていると、小さなハチが飛んでいて、やはりコウベキヌゲハキリバチのようだ。とりあえず、確認の為に、1匹だけ採ってみた。でもニッポンハナダカバチやヤマトスナハキは、いない。やっぱり居ないのかなあ。


 それから、ハマナデシコがちょうど盛りで、ここでは白と桃色の2色が咲いていた。それにハマサジもそろそろ花穂を伸ばし始めている。そんなハマナデシコには、小さなゾウムシや、テントウが集まっていた。それに実をつけたハマヒルガオの周りでは、クロキオビジョウカイモドキがわんさか活動している。今回は、割と雄が多かったように見えたけど、雄と雌では発生時期がずれるのだろうか?

 
 平日の午前中だから、他に人はいない。砂浜の上には、カラスがのんびり止まっていて、上空にはトビが飛んでいる。遠くからは漁船の音が聞こえてきて、水際で時折カチッ、カチッと音がするのは多分テッポウエビ。ここには割とたくさん居るのだ。アカテガニやベンケイガニ、アシハラガニにハマガニにモクズガ二にハクセンシオマネキ。ここの河口には、私がわかるものだけでも、結構たくさんの干潟の生き物がいる。
 ベントス系の生き物は私には同定できないけど、結構レアな生き物もたくさんいるに違いない。時間があれば、カニ類や貝類、ゴカイなんかのベントス系の生き物の勉強もしたいなあ。

 

 ただし、こんなものも見てしまった。

 オオキンケイギクめ!特定指定外来種だ。誰もいなかったのをこれ幸いと、引っこ抜いておいた。割と大きな株だったけど、砂地だから割と楽に抜ける。そして、バリバリと引っこ抜くと、そこにはスナゴミムシダマシがわんさか…。

 あああああ、見たら採らなきゃ。つか、この手の生き物は、同定が難しく大変苦手です。だから、篩いがけ採集はしてなかったのだけど、やっぱり一杯居る〜。篩いがけ採集も、しないとダメかな〜。そうしないと、取り残しが一杯あるんだろうなあ〜。

 
 ちょっと嬉しかったのは、そういう中に小さなカニムシを見つけたこと。つやつやしていたいから、コイソカニムシかな?これは、今までに3カ所生息を確認している。って、この手の生き物も、本当は採集した方が良いのだよね。結構楽しい生き物だし、本当は採りたい。でも、時間もないし、図鑑も無いし、同定できないし、これ以上手を広げるのは、難しい〜。