hyla’s blog

はてなふっかーつ!

山へ行く

 久々に、カメラを持って山へ出かけた。連休の前半は、衣替えやら草抜きやらやっていたのだけど、やっぱり遊びたい。海に行っても良いのだけど、何となく気分じゃなかったし、先日の26日にクロナガアリの女王を見たので、どうなっているか見たくなった。


 いつもの道をたどっていくと、この時期だから、もう何もかもがきらきらとして何を見ても綺麗だったりする。とくれば、緑の隙間を、石の裏側を見たくなるじゃないですか。
 
 
 
 この時期の石の裏は楽しい。
 ある石の裏にはアミメアリの巣があって、重なるように集まったアミメアリがぽたぽたと手の上に落ちてきたし、別の石の裏には、ニホンカナヘビが潜んでいた。

  

 それから、歩きながら地面を見て見ると、先日見た多くのクロナガアリの女王たちは、もう穴の中に完全に入りこんでしまっているのも多かったけれど、まだ掘っている最中のものもいた。クロナガアリのワーカーもたくさん地面を歩いていて、イネ科植物の種子をえっちらおっちら運んでいた。クロナガアリは、ゆっくり動くのでカワイイ。

 

 それから、アラカシの葉の裏にはこんなものもいた。

 どう見ても、鳥のウンチにしか見えない。でも、葉の裏にくっついているのは何だか変だと思って見れば、鳥の糞そっくりなイモムシだったりする。シャクガの仲間かな?


 
 でも、何と言っても今日一番びっくりしたのは、これ。 

 


 山を登っていたとき、道ばたの枯れ木に空いた小さな穴から、黒いアリが出入りをしていたのだ。明らかに行列を作っていて、脅かしたらお尻を持ち上げて何やら白い液を出していたので、シリアゲアリ。多分テラニシシリアゲアリだろうな…と思いつつ山を登り、帰り道でまた見て見たら、こんな事になっていた。
 これ女王だよね。女王のお引っ越しだよね。このシリアゲアリは、ほとんど真っ黒なのだけど、女王は明るい茶色でなかなかよく目立つ。女王を取り囲むワーカーたちは、周囲を警戒して皆お尻を上げつつ、女王を引っ張って移動させている。アリの行列はよく見るけれど、女王の引っ越しを見たのは初めてだった。滅多にない機会だから、女王を捕まえようかとも思ったけれど、1匹しかいない女王を捕まえるのは可哀想な気がして、そのまま見送った。



 この時期は、本当にありとあらゆるものが活動をし始めて、見るものが多すぎる。時間がなさ過ぎる。
 明日も明後日もその次ぎもずっとずっと、ただふらふらと山や海を彷徨って、そこにいるものを眺めたいものです。



 宝くじにでも当たらないかな〜。