hyla’s blog

はてなふっかーつ!

山で見つけた


 ちょっと山へ行ってきた。山へ入る所では、以前来たときよりもたくさんのクロナガアリの新女王がいて、一生懸命穴を掘っていたので、あれからまた結婚飛行があったのだろう。
 

 山道は、周囲の木が芽吹いて緑が鮮やかで、暑くも寒くもなく、コバエや蚊はまだ少なくて、もう本当に気持ちが良い。ただし、時々は注意しないといけない。こんな方もいらっしゃるので。
 山道の脇のアラカシにきていたこれは、5cmほどもある大きなハチで、オオスズメバチの女王かな?けれど、女王バチということは、それほど攻撃性はない。これも、30cmくらいのところで見ていたけれど、彼女は樹皮を囓るのに必死でこちらの事はまるでムシ。この木は、少し前には、大量の樹液を出して、それが発酵し、たくさんの生き物が集まっていたところだ。それを覚えているのだろう。自分でまた囓って、樹液を得ようと言うのだろう。
 わかってさえ居れば危険は無いのだけど、この木は山道のすぐ側にあるので、そういう事は知らない人と接触して事故になってしまわないか、それが心配。

 


 ハチの仲間では、こんなものも見た。これは、タンポポに来ていたものだけど、黄色に茶色の混ざった鮮やかな色合いがよく目立つ。特徴的な配色だからわかるかな?と調べた。多分、ダイミョウキマダラハナバチだろう。模様から黄斑花蜂なのだろう。ダイミョウというのは、大名?とにかく鮮やかだから、これはすぐに覚えられそう。
 ただし、この蜂はヒゲナガハナバチに労働寄生するのだそうだ。確かに、この辺にはヒゲナガハナバチもいるな。労働寄生するハナバチは、確かにハデなのが多いなあ。

 


 同じくこちらもよく似た派手な色合いで、思わず捕まえた。けれど、とってからよく見ると、これって腰が太い。と言う事は、これはハバチだろう。キコシボソハバチかな?



 そういう蜂を見て、それから向かった谷で、先日見たハンミョウを狙ってみた。ハエのように飛び回る姿を確認し、網でようやく捕まえたのが、これ。ハンミョウだけど、ニワハンミョウ系。今回は、ただのハンミョウよりこれを見ることの方が多かった気がする。発生時期が、少し違うのだろうか?
  

 ただ、これって、ニワハンミョウなんだろうか?それともコニワハンミョウなのだろうか?模様的には、ニワハンミョウ。ただ、上唇の形が識別ポイントらしいけれど、保育社の図鑑で見てみると、上唇の毛の数8本というのは、コニワハンミョウ。大きさはニワハンミョウ。生息地は、台風で土砂に埋まった谷筋の砂河原なので、コニワハンミョウ。個体数が多いのは、ニワハンミョウ。なら、やっぱりニワハンミョウなのか…?
 
 
 ニワかコニワか、さあどっち?
 と言って、そのいずれでもなかったりして…。