hyla’s blog

はてなふっかーつ!

今日も行く


 今日も、ちょっとだけ山の虫たちを覗いてきた。日に日に緑の色が濃くなって、いろんな所で虫を見るようになってきてる。
 足元では、猛烈な勢いで、クロナガアリが巣を開いていた。そっと覗くと、女王の姿も見えたので、婚姻飛行ももう間近だ。明日は雨と言うから、その雨が上がって、気温が上昇したら、来週の木曜日か金曜日に飛ぶだろう。


 モチツツジでは、こんなオトシブミがたくさん葉を囓っていた。これはヒメクロオトシブミだろうか?これらの仲間としては、結構大きめだから、よく目立つ。


 それから、川の周辺やため池を埋めた砂地では、こんなハンミョウたち。そっと近寄って、逃げないことを確認して、じりじりと間合いを詰めていって、じっくり見る。本当に見事な配色だ。この色合いの組み合わせを、もし洋服のコーディネートでやったなら、どう考えても変だろう。少なくとも、私には着こなせない。けれど、このど派手な色合いが、この小さな虫の中で、それなりにちゃんとバランスがとれている。そのことに感心する。


 池の周囲には、ヤナギが多くて、そのヤナギも芽吹いて花が咲き始めていた。よく見ると、そこにも小さなハチが来ている。下の写真の右の個体がそれで、黄色い花粉まみれになっている。これから察するに、ヤナギも結構ハナバチには重要な花粉源なんだろう。
 ちなみに、左のハチは、葉に止まっているものを捕まえたのだけど、こういう真っ黒で小さいハチって多すぎ。もうちょっと種類毎に、ちゃんとわかりやすい特徴もって欲しいよね。
 


 
 と思ったら、これ以上ないほどにわかりやすい特徴を持ったハチ発見!これ。 

 わかる、わかるぞ(笑)。これは、春にだけ見られるヒゲナガハナバチの雄。ニッポンヒゲナガハナバチか、シロスジヒゲナガハナバチか、どっちかだ。長い触角を持った、このハナバチは、さすがに知っていたけれど、実物は見たことがなかったのだ。やっぱりこの辺にも居たのだね。となれば、証拠だ。と言う事で、写真を撮るより先に、一気に網をふるって捕まえた。ごめん。でも、シロスジかニッポンか、どっちか知りたいの。ごめんね。
 で、家で確認すれば、どうやらこれはニッポンヒゲナガハナバチ。面白いハチだね。こんなに触角が長くて、困らないのかしら。次は、シロスジヒゲナガの方も見たいね。



 そんな事をやって、山を下りてきたら、山道に咲き乱れるタンポポの中で、こんなタンポポを見た。普通のタンポポに比べて、妙に白い。完全に白いというより、クリーム色なのだけど、こんなタンポポ初めて見た。キビシロタンポポというものだろうか?それとも、単なる個体変異?
 ここの山は、結構県外から来る人も多いので、余所のタンポポが入り込む可能性は高いのだけど、何だろうな。



 と言う事で、毎日行っても、発見することは多し。
 つか、つくづく自分が知ってることなんて、本当にごくごくごくごく…一部ってことを実感する。



 だから、外に出るのは止められない。