hyla’s blog

はてなふっかーつ!

オオブンブクを拾う


 鳥のラインセンサスをやった。きわめて個人的にやっているだけだし、発表するあてもない。それをしてどうしようという訳でもないのだけど、やり始めたものは何となくやめられない。なので、無理矢理に今もやっている。で、今日もやった。


 とぼとぼと歩いて、双眼鏡とノートを手に持って記録する。ツバメがかえって来ていて、でも冬鳥のツグミがそこいら中の田んぼで虫をとって、それからセキレイもせかせか歩いている。


 ある田んぼでは、「ヒーチブヒーチブ」と鳴きながら小さな鳥が上空を舞う。ヒバリのsongだ。
 それから、川のそばの木にはハシボソガラスガ巣を作っていたし、至る所でけんかが起きていた。


 繁殖期だね。

 
 河口にはちょうど満潮だったせいで、水の増えた河の中州に、たくさんコサギダイサギアオサギなどたくさんサギが集まっていた。
 海まで行くと、先月まで山ほどいたヒドリガモはめっきり少なくなって、代わりにカモメ類が増えていた。
 

 海岸に人も増えて、それぞれに釣りをしたり、ワカメをとったりしている。

 それに混じって浜辺を歩くと、ゴミに混じってこんな大きなブンブクが落ちていた。とっても大きくて、でももろい殻のどこも壊れていなくて完全に近い。結構大きいし、これはオオブンブクだろうか?この時期、ウニ類がよく落ちているのだけど、それは波が荒かったり、伸び始めた海藻にくっついて打ち上げられるからなんだろうか?
 


 コースの最期の田んぼでは、田起こしも始まっていて、ツグミムクドリハシボソガラスもヒバリもわんさかいた。たぶん、今が一番たくさんの種類の鳥をみることができる季節だ。

 

 ラインセンサスを始めるときは、いつでも「めんどくさ〜」って思う。けれど、それでもいつも何かしら嬉しいものがみられるので、やりつづづけているような気がする。


 ただしなあ、双眼鏡でのぞいてはノートに何かを書く、という行為は怪しいようだ。たんぼのおっちゃんに「なにしょんな」と明らかに不審者を見る目でみられてしまった。「鳥を見て数えてます。」と答えると、今度は急に関心を失ってくださったが、なんだと思ったのかね〜。何を想像したのか激しく聞いてみたいかも〜。