hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ラインセンサス


 鳥のラインセンサスをした。特に発表するあてもないのだけど、とりあえずもう10年くらい続けているんので、何となく続けている。それでも同じコースをだらだらと歩いていると、10年で何となく様子が変わってきたものもあるように思う。
 
 多分、スズメとツバメは減った。特に、ツバメの減り方は大きいと思う。それから、カモ類、特に海岸のヒドリガモが増えてきた。それに、カワウも増えたなあ。
 それと、今年は去年に比べて、ツグミなどの冬鳥が少ない気がする。川縁のセンダンも実も、空き地のピラカンサや土手のウメモドキやマユミもまだ残っている。何故だろう?いつもこの時期になると、これらの実は無くなってしまっていたと思うけど。

 
 そういえば、今年は正月明けに出勤しても、鳥が死んでいなかった。正月の間誰もいない職場の建物では、毎年必ずと言って良いほどツグミ類が複数衝突していたものだけど。それどころか、今年はメジロ以外の衝突死は、まだ見ていない。それらから考えると、これまでのところでは、今年は冬鳥が少ない年だなあ。
 

 
 そんな事を考えつつ、とりあえず今日も、いつものルートをぶらぶらと歩きつつ、数を数えていく。天気はそこそこだったのだけど、街中も田んぼも鳥は少ない。まあ、スズメやカワラヒワ類は、この時期群れて採餌しているので、その群れにでっくわさないと少なくカウントされてしまうのだよね。
 田んぼでは、ツグミとモズが採餌中。水路には、ハクセキレイ。それから、今日は何故だか、超低空飛行で飛ぶミサゴを3羽も見た。うち1羽は、魚を抱えていたので、海で魚を採っての帰り道だったのだろう。


 海につくと、海水はかなり緑色を帯びている。多分、植物プランクトンがたくさん発生しているのかな。満ち潮だったので、カモ類は海上にいたから、少し数えるのは大変だった。
 
 


 ということで、今回も数えるのは楽だったけど、カモ以外の数は少ないねえ。私個人が細々と行っている、ラインセンサスときでは、大きな変化やその理由はわからない。とは言え、そういう事を考えるきっかけとしては、これをやることにそれなりの意義はあるのかもしれない。
 

 それと、こうやって歩いていると鳥以外のものも発見できるのは楽しい。今回は、川縁の薮の中でカマキリの卵を発見。それに、前々回には川の中で多分タヌキと思われるものが死んでいたのを発見したのだけど、今回もまだそれは水の中にあった。誰も拾わないままに(普通拾う人もいないだろうけど)、水の中で少しずつ分解されているだろうから、もう少ししたら拾いに行こう。きっと、白く綺麗になった骨格を拾えるに違いない。
 
 

 帰り道、川の中に生えているクレソンが美味しそうだったので、摘んで帰って炒め物で食べた。
 霜に当たった新鮮なクレソンは、甘くて美味しかった。



 ということで、何とか今回も無事終了。