hyla’s blog

はてなふっかーつ!

鳥を見る

 


 朝起きて、めんどくさーと思いつつ双眼鏡とノートを持って出かけた。月1回の鳥のラインセンサスだ。データをとってどうするの?というと、特に当てもない。
 こういう調査は、グループでやることが多いのだろうけれど、私のは完全に個人的で、やろうがやめようが自分の判断次第だ。これは、自分の都合に合わせてできるという点ではいいけれど、同時に「気が向かない」ときには、やるのがとても苦痛だったりする。けれど、何となくやめるきっかけのないので、続けてもうかれこれ7.8年にはなるだろう。



 取ったデータもろくにまとめず、荒データで放置してしまっているけれど、それでもこんだけ続けると、いつ頃どんな鳥が出てくるかは覚えてしまうし、すると年ごとの違いにも敏感になる。


 
 今年はもう特に、冬鳥が少なかった。いろんなところで耳にするけれど、ツグミシロハラジョウビタキ、それにメジロヒヨドリもあまり見てない。


 

 だから今日も、どれだけ冬鳥が見られるかな〜?と考えながら歩いた。




 いい加減ぬくくなっても良い時期だのにこんな日に限って寒く、手袋をしてくればよかったな、と思いながら町外れから住宅地を通って川に沿って海まで行くいつものルートをぼちぼち歩く。そして、見られる鳥の種類や数も今ひとつだったりするんので、更に盛り上がらない。



 ハシボソガラス、スズメ、ドバト、ムクドリ…。何かね〜、スズメも良いけど、もうちょっともっともらしいものはいないのか、と思いながら海まで行った。海岸には、ヒドリガモがのんびり休憩をしていて、その数はざっと90羽ほど。よく見ると、オナガガモも2ペア、4羽ほど混ざっていた。
 
 鳥を眺めつつ海岸を歩くと、打ち上げられた海藻の列の中に、緑のぐちゃっとした塊があって、これは恐らく海藻を食べたヒドリガモの糞だろう。

 
 


 それから、ウニの仲間のブンブクもずいぶん打ち上げられていたし、羽軸に白い膜のついた黒い羽もずいぶん落ちていた。(既に鳥以外をみてるが…)羽の方は、海鳥で黒い羽を持つ鳥はたくさんいるので特定は難しいけれど、黒さから一番可能性のあるのは、カワウかなと思う。たくさん落ちていたし、生える途中の羽が落ちていたから、きっと海で死んだのだろう。


 

 

 最後まで終わった帰り道、川の中から「キョッ・キョッ・キョッ・キョッ…」と特徴的な声がした。姿は見られなかったけれど、ヒクイナだ。ヒクイナは夏鳥だったけれど、最近は結構越冬する個体も多い。越冬すれば、渡る鳥より早く繁殖に向いた場所を確保できる。そうした個体がもう繁殖を始めようとしているようだ。




 で、最終的に冬鳥は?というと、ツグミは2羽、ジョウビタキは見えず、メジロも見なかった。それから、ヒヨドリもいつもに比べて少ないような気がする。じゃあ、それらの鳥は、それぞれ平年に比べてどれくらい少ないか、明確にしてみたい。するとこれまでの観察のデータと今年のデータの比較が必要。
 


 けど、これまでも月1回のラインセンサスはやってはいるものの、観察しっぱなしでデータをまとめて無い!
 

 小汚く書いたメモから、拾うのか…。
 


 
 こまめな整理整頓って、大事っすね…orz。