センサスして山へ行って海へ行く
朝から、鳥のライセンサスをした。昨日も、今日も、それほど寒くない。のんびりと、いつものルートを歩きながら鳥を見ていくと、河原の土手では枝先の目立つところにホオジロが留まっていたし、田んぼではヒバリが囀っていた。冬至から1月以上たって、鳥たちはもう、繁殖の準備を始めている。
海岸のカモ類も数が増えていて、種類もヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモに加えて、オカヨシガモの姿も少しあった。河口でオカヨシガモを見たのは、初めてだ。ここから、どんな群れになって北へ帰るのだろう?
海の色も、随分緑が濃くなってきていたし、海藻類も一時に比べてだいぶ大きく伸びてきてた。
しみじみと季節の変化を感じながらラインセンサスを終わると、何だか猛烈に、他の場所も見に行きたくなってしまった。山はどうなってる?他の海岸はどう?考え出すと、もう我慢できない。
そして、お昼を食べて、まずは山へ!
通い慣れた里山の登山口付近には、小さな青いオオイヌノフグリの花が山ほど咲いている。そして、埋まったため池の中に生えたハンノキも、一斉にだらりと花が咲いていた。
山道の途中の倒木の上には、小さな黒いアリが歩いていて、これはルリアリかな?
何かね、もう春ですよ。立春も近いし、春ですよ。なら、海岸はどうなってるかしらん?
と言う事で、そのまま海岸へgo!
海岸では、私の他には1組の親子だけで、小さな女の子が砂山を作っていた。そんな海岸をよく見ると、打ち上げられた海藻がここも随分増えている。
そのほとんどはホンダワラとヒジキで、砂に埋もれたまま腐り始めているものもあったり。となれば、普通海藻類の下に何かいないか、海藻をめくってみますよね。すると、いるんだな。こんなに寒いのに小さな黒いハネカクシが!
きっとこれも、ヒゲブトハネカクシ。すなわち、絶対種名はわからない。採るべきか、採らざるべきか…。本当は、これ以上手持ちの虫を増やしたくない。でも春から夏に活動しているものと、違うやもしれない。と言う事で、一応採っておいた。
それから、ここでもフナムシさん。これも触角や尾脚は短めだから、キタフナムシっぽい。
それから、波打ち際には、大きなブンブクチャガマやナマコも落ちていた。
そんなものをひたすらぼーっと見ていたものだから、帰る頃には、すっかり夕暮れになってしまっていた。
どー考えても、遊びすぎ…。なんだけど、でも、自分が楽しいと思えることをするのも大事だよね。