気配
昨日夕方から、ずっと雨。今朝もその雨が少し残っていたのだけど、傘もささずに小雨の中をイヌと散歩した。
久しぶりの雨は、いろんなものを鮮やかに見せてくれる。
寒さに黄色く変色した葉。
枯れ上がった葉に囲まれるようにして縮こまっている小さな芽。
乾いて貧相になっていたものが、今朝はどれもきれい。
そして、川の側を歩くと、川の上を渡る電線の上でホオジロがさえずっていた。日曜日にはヒバリの囀りも聞いた。スズメの声でさえも、賑やかになっている。
「暦の上では春とはいえ、寒い日が・・・。」ってな感じのセリフは良く聞くけど、実際節分を過ぎる頃には、確かに春は来ていると思う。ということは、これからはわくわくすることがいっぱいある。
ウグイスの初鳴きはいつ聞けるだろう。
アカガエルの産卵はいつ始まるだろう。
最初のツバメはいつ来るだろう。
しょーもない事なのだけど、でも考えていると、楽しい。
窓から、鳥の動きをそっと眼で追いかける。カワラヒワが、追いかけっこをしている。楽しい。
で、言われる。
「毎日楽しそうやなあ。ストレスとか全然なさそう。」
それはハズレですが・・・・。