hyla’s blog

はてなふっかーつ!

カワラヒワ

 朝、勤務先の渡り廊下を通りながら外を見ると(というかわざわざ確認に行ったんだけどさ)何かゴミのようなものが一面に散乱していた。ゴミではない。羽根である。大量の羽根の散乱。ということは鳥が死んだのだ。

 
 渡り廊下はちょうど南北に中庭を横切り、窓は透明ガラスで、しばしば鳥が衝突する。死んでいれば、私は死体を回収する。けれど、強力なライバルがカラスで、カラスはご馳走とばかりに死体を食べてしまう。それでも羽根だけは残していくので、その羽根を手がかりに何が死んでいたのか確認する。

 
 で、今朝死んでいたのはカワラヒワだった。黒地に黄色の目立つ羽根は、間違いようもない。カワラヒワはどこにでもよくいる鳥だし、秋になれば敷地内で古巣を見ることも多い。死んで回収される鳥の中でも一番といっていいほど多い。窓の外のベランダに出て鳥の羽を回収していたときにも、ケヤキの裸の梢で50羽ほどが群れて「キリリコロロ」と鳴いていた。

 
 で、回収を終え、西側に落ちていた羽根を全部回収し、念の為に、と東側も確認したなら、何とそこにも羽根が落ちていた。これまた、カワラヒワである。

 ちなみに、もらったものを含めこれで回収、もしくは確認した鳥の死亡数は、82になった。4年間で82なので、だいたい年間20という所だろう。 
 

 
 多いような、少ないような・・・・。



鳥が死ぬのは悲しい。
 けれど、データが集まるのは嬉しい。



いつか、データをきちんと分析したいと思っている。
 けど、いつかっていつなんだろうねえ・・・。