hyla’s blog

はてなふっかーつ!

休日らしい休日


 毎月の、鳥のラインセンサスをしてきた。この時期は、見られる鳥は多いけれど、普段は寒くてかなわない。ところがびっくりするくらい穏やかに晴れた日で、手袋・マフラーも持たずに出たけれど、全く平気だった。ほんと春の陽気だね。

 そうなると、鳥も何だか春めいた行動しているのが多い。川の中で餌を採っているコガモも多くはカップルになっているし、キジバトも雌に向かってデデッポーデデッポーと鳴いていた。海の近くの空き地では、ヒバリが飛びながら囀り始めていたし、何故だか海にいたマガモもやっぱりカップルになっている。

 


 海の水の色は、もう既に緑がかってきていて、多分植物プランクトンが増え始めているのだろう。春だよね〜。
 
 

 
 それから、田んぼの畦には、ホトケノザナズナオオイヌノフグリが咲いている。何と言うこともない雑草だけど、ちゃんと眺めて見れば綺麗な花だったりする。
 
  


 かなりたくさんの鳥を見たし、海岸ではクロサギも見て、満足な観察だった。


 

 そして、夕方になって、今度はビニール袋を持って川まで出かけた。

 最近野菜をまともに食べていない。濃い野菜が食べたい!となれば、クレソンだよね。この時期、枯れたアシやオギばかりで河原は茶色だけど、水の近くだけは鮮やかな緑で、クレソンが至る所に群生している。霜をかぶって紫に変色しかかってたりするけれど、この時期のクレソンは食べると柔らかくて、しかもとても味が濃い。先から10cmばかりだけを摘んでみたけれど、5分も摘めばビニール袋は一杯になった。
 そのまま、アシの茂みに入って何かいないか探してみたけれど、さすがにこの時期には少なくとも見えるとこには何もいない。けれどきっと、枯れアシの堆積した中や、土の浅いところには多くの生き物が越冬している事だろう。
 

 
 あと一月もすれば、いろんな所に緑が増えてくるはずだ。レンゲも咲き始めるだろうし、海岸ではハマダイコンが伸び始めるだろう。春はすぐそこまで来てるけれど、生き物が動き始める前に今年の計画を決めておかないと何も出来ずに終わっちゃう。焦るなあ〜。