hyla’s blog

はてなふっかーつ!

落ち葉ではなく…

 日中、廊下を歩いてると、窓の外に何かが落ちていた。遠目には落ち葉のように見える。でも、窓をあけて覗いて見ると、鮮やかな緑の小鳥が落ちていた。

 メジロだ。ここは、前回ツグミを拾った場所と、ほとんど同じ所だ。渡り廊下になっていて、中庭には三階建ての建物を超すようなケヤキクスノキがある。下にはアオキやヤブツバキがあって、渡り廊下の窓を通して向こうの木が見えるので、ほとんど鳥に対してトラップのようになってしまっているのだ。これも衝突したんだろう。


 で、慌ててとって返してデジカメを持って来て、窓の外に出てみる。すると、確か最初に見た時には横たわってしまっていたのに、立ち上がっている。ということは、脳しんとうですんだものか?
 そのまま、そ〜っと近づいていっても、まだぼーっとしているらしく、メジロはじっとしている。少しずつ近寄って、すぐ側に座り込んで眺めてみる。


 メジロは、ごく普通のどこにでもいる鳥だけど、本当に綺麗な鳥だと思う。丸っこい体に、鮮やかな緑に白のアイリング。この鳥を初めて見たのは中学生の時、帰り道の川沿いの薮の中にメジロの群れがいて、あんまり綺麗なものだから名前も知らないまま、雪の中1時間以上ずっと眺めていた覚えがある。ってあの頃から、筋金入りのバカだったってこと…orz。
 でも、このメジロ留鳥だけど、花の蜜や虫を食べるから、冬になると雪の降る地域から越冬するためにやってくる群れもいる。だから、冬場はメジロの数はずっと増える。その数は、年によって増減があるようで、寒い年にはびっくりするくらいたくさん見ることもある。今年も、たくさんのメジロを見る年になりそうな気がするな〜。


 そんな事を考えながら、ぼーっとみていたら、メジロも少しずつ状況が飲み込めてきたようで、キョロキョロと周囲を見回すと、ひょいっと飛んで薮に入っていった。


 ということで、これにて一件落着!