hyla’s blog

はてなふっかーつ!

霊芝につく虫

 昨日山へFITの回収に行ったとき、ついでに以前見つけていた霊芝(マンネンタケ)もとってきた。


 この時期だし、あまり人の来ないところだから、見に行ってみるとちゃんとそのままあったけれど、キノコの表面には黒い小さな虫がたくさんいて、裏には5mm弱の穴がいくつか空いている。ということは、このまま放置すれば硬いキノコだけど食われてボロボロになってしまうだろう。霊芝(マンネンタケ)は、お華の文人飾り(長板の上に花やら野菜なんかを美しく飾るもの)でつかったりするので、持っておきたい。大きく成長する間は置いておくつもりだったけれど、虫に食われ初めているので、採ってきた。



 そして、そのキノコにくっついていた黒い小さな虫を今日確認してみた。


 採れたのは全部で4匹、どれも真っ黒で特に特徴のない5mmちょっとのゴミムシダマシの類。けれど、1匹だけはよく見るとこんな感じだった。

 


 頭の上に小さな2本の角がある。こういうのは、以前に見たことがある。いつだったか、「雄には角があって…」と、虫マニアの人に見せてもらったような気がする。
 これって、ゴミムシダマシまでは間違いないだろうけど、雄のこの角を手がかりにすれば種名がわかるかもしれないな、と思って同定してみた。


 とりあえず角を拡大して見て見ると、こんな感じ。角は、細くて平たくて2本並んでいて先はやや下向き。
 
 


 
 で、図鑑のゴミムシダマシの中には、「雄の頭頂に2本の、扁平、平行、下湾、先細りの細角状突起がある」という解説で、ヒラツノキノコゴミムシダマシというのがあった。大きさや分布も合うので、きっと多分これだろう。一緒にいた残りの3匹には角はないから、同種の雌なんだろう。



 と言うことで、珍しくもない普通の虫さんだろうけど、何とか自分で種名が(多分だけど)判明してすっきり!


 

 でも、こんな風にゆっくり図鑑を眺めたりできるのは、今週までは少し時間があったから。

 来週からは猛烈な日々なのが悲しい…。