hyla’s blog

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前途多難の予感


 ちょっと近くの里山へ行っていた。実は年末、その麓に昆虫採集用のトラップをしかけたのだ。
 トラップはこれ。

 

 これはFlight intersept trap(FIT)と呼ばれている飛翔性の昆虫採集用トラップである。なんか、研究っぽいことをしなければならず、たまには地域の自然調べというのもいいかな、と思って初めてみた。昆虫採集というと、基本的には夏のものだけど、研究のメインの時期は12月〜6月だ。しかも、昆虫に詳しい、昆虫を採れる能力のあまりない連中で行う。ならば、勝手にひっかかってくれるトラップが良かろうと思い、冬場も採集できそうなFITにトライしてみようと気軽に始めた。


 そして、年末から1週間弱でまず第一回目の回収をしたが、ざっと分類してへこんだね。


 採れなかったからではない。どうせ、この時期だから、個体数は少ないと思っていたし、逆にとれすぎるのは考え物。ところが、採れているのだ。この寒いのに。ハエとカがどっさりこ。ハエ、カの仲間なんぞ、同定できないって!

 
 で、これらはもう無視して、何とかなりそうなグループとして、アリ・ハチのグループと甲虫類を取り出した。そういう輩もこれまたやっぱり、寒いこの時期にも活動しているらしく、採れている。
 しかるに、甲虫は、ハネカクシとか、体長3mmほどのちびっちゃい丸っこい、これはキノコムシ?いやケシキスイ、いやゴミムシ?いやゴミムシダマシ

 
 って、さっぱり甲虫の中のグループが見当つかない…。
 甲虫って本気にわからない〜。
 初心者向けの、甲虫の科を分類する検索表が欲しい…。


 って、それ以前に、大丈夫かな〜。気軽にFITなんぞ、始めた自分は、実は大馬鹿ものorz。



 が、とりあえず、これから地道にやり続けるしかないのである。計画では、季節変化をとらえるべく、1年やることになっている。1年やれば、いくらかでも分類はわかるかな…。わかりたい。わかると信じたい…けどね…。

 
 

 ちなみに、寒い1月なのに、こんな大きな甲虫も帰り道に動いていた。1cmあまりの綺麗な黒青に光る虫さん。




 でも、こんなに大きな虫さんなのに、これすら何かわからない〜。




 激しく前途多難な1年になる予感…orz。