hyla’s blog

はてなふっかーつ!

直島混雑体験


 朝もはよから直島に行ってみた。
 
 直島と言えば、開催中の「瀬戸内国際芸術祭」でも最も人気の高い島。特に「地中美術館」と「南寺」はここのところ毎日のように整理券が出る有様だとか。なら、行くのはどう考えても平日だろうと思って、頑張ってみた。


 高松発直島行きの一番の船は8:12だ。それに合わせて車で高松まで出て、無料駐車場へ車を入れると、平日なのにずいぶん広い駐車場なのに、8割方埋まっていた。そして、フェリーの切符を買って出たところで更に「げげっ」となった。乗る人が長い列をつくっている。平日なのに、朝一番のフェリーなのに、なのにこの列?


 「これは混み混みに慣れない田舎者は、よほど気合いを入れて動かねばなるまい!」
と甲板(客室には席が無かったのだ)で一人気合いを入れた。



 と言うことで、フェリーが港に着くだいぶ前から、降り口付近にて待機。港に着いたら小走りに走り降り、ちょうど「地中美術館行きの直行です〜。」と案内していたバスに飛び乗った。こういうのは宇高連絡船の乗り降りで鍛えてある。案の定、何人乗っていたかはわからないけれど、バスに乗れない人もずいぶんいて、とりあえず乗れたことに一安心。これで「地中美術館」にはすぐ入れるだろうと思ってたらまあ、ぎちぎち満員のバスが「地中美術館」に着いたところで唖然呆然。10時開館の美術館の入り口には9:30にしてもう長蛇の列!


 「嘘でしょ!こんなに来てんの〜?」


 もう目が点になりながら列に並んだのだけど、私の前に既に100人以上はいて、更に次々に人が加わって列はどんどん伸びていくのだ。開館15分前に整理券が配られたので見てみると、紙には「10:45」の文字が…orz。開館前に来ても、それでも整理券で、しかも10時45分からの入館ってえ〜!


 「地中美術館」には一度来たことがあるので、これを見て入るのを辞めようかとすら思ったのだが、ここまで来てそれも無かろうと待つことにした。しかし何もせずに待つのは暇だ。時間を考えて、少し下の「李禹煥美術館 」を先に見た。そして、10分前にチケットセンターで受付をすませて「地中美術館」へ入り、出てきたら12:00前だった。

 

 やれやれである。しかし、次は本村。ベネッセアートサイトも以前に見たことがある。が、家プロジェクトは見れていないのだ。まずは移動ということで、バスを乗り継いで本村地区に移動し、即「南寺」で受付をした。「南寺」も要整理券施設だ。そうやって手に入れた整理券はなんと「15:30」であった。ちなみに時刻はまだ1時すぎである。そして、本村地区の「南寺」を含む「家プロジェクト」は、16:00までなのだ。ベネッセハウスを見てたら、もう本日の整理券は得られずアウトであったろう。なんとも何ともあきれる混みっぷり!


 そして、本村の景観や家々を見ながら「家プロジェクト」を見て回り、「南寺」をでてきてみたらもはや15時45分。その頃にはもうくたくたで、ベネッセアートサイトやベネッセミュージアムはパスして帰ることにした。
 そして、ただ帰るだけと思った港でまたもや混雑に出くわすことになったのだ。



 港に着いたのは16:20だった。その時間からだと高松行きは17:00のフェリーで、これが夕方の最終便である。港は平日だというのに、人がそこいら中にあふれている。
 待合室は混み混みなので、外に出て「草間彌生のカボチャ」を眺めていたら、列ができているのに気づいた。16:30は宇野行きのフェリーに乗る人だ。フェリーが着岸して、それに乗る人を見ていて気がついた。もう一つ列ができている。ということは、これは17:00の高松行きに乗る人の列では?そして、その列が結構長い。これはヤバイ。慌てて、列の最後尾に並んだ。

 
 そして、そこからわずかな間にも着実に列が伸びていくのだ。私が並んだ位置は、ざっと100人をちょっと超えたあたりだった。その後ろには、建物で見えないところまで、ずうううううっと列がある。フェリーではあるけれど、それでも乗れるかどうかが心配になる人数である。着岸した高松行きフェリーには、「定員450人」とペンキで大きく船体に書かれていた。しかし、おそらく満員に近かったのではないかと思われる。

 

 平日ですらこれ。ならば、土日は、そして祝日は。ましてや季節の良い時期の三連休なんてもう、ぜえったい、フェリーでも整理券が出るんじゃなかろうか?犬島はもちろん、豊島や直島へ行く高速艇でもは、最近は積み残しが出ているらしい。この分では、三連休はフェリーでも積みのこしがでるかもしれないなと思った。
 

 
 と言うことで、三連休に瀬戸内国際芸術祭に行く皆様。頑張ってくらはい。

 
 あたしゃ、行かね〜な。ってか、あの混雑には、よう行かんがな〜。