「11/22/63」
これを読んだ。
- 作者: スティーヴンキング,Stephen King,白石朗
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/09/13
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スティーブン・キングは割と好き。しかもタイムトラベルものというから、かなり楽しみに読み進めた。が、何だか微妙だな〜。
知り合いの飲食店の地下に、常に同じ1958年の9月9日へ行くタイムトンネルがある。そこへ行ってどれほど過ごしても、何をしても、一度現在へ戻れば時間はほとんどたっていないし、そこから再び過去へ行けば、全てはリセットされてもと通りとなってしまう。
死に間際の友人アルからそのことを聞いたバツイチの高校教師ジェイクは、アルの提案通り過去へ行き、歴史の分水嶺的瞬間である1962年の11月22日のケネディ暗殺を阻止してみようとする。ただし、歴史は変わりたがらない。歴史を修正しようとすれば、その変化が大きければ大きいほど、困難が生じる。
果たしてケネディ暗殺は阻止出来るか、そして歴史は変えられるか…、と言う話。
訳は上手くて読みやすいので、1000ページ以上あっても、一気に読める。でも何だか微妙だなあ〜。
60年代のアメリカの風景は、楽しい。けれど、多大な犠牲を払ってケネディ暗殺を阻止けど…、というオチにひねりがなさ過ぎ。それに、タイムトンネルの仕組みや、それを見張っていると思しき人達の位置づけとかもあいまい。その辺が、ローカス賞の候補にはなっても受賞できなかった理由だろう。
まあ、退屈な時の時間つぶしにはなるけど、手元に置いておきたい程ではないかな〜。