hyla’s blog

はてなふっかーつ!

野菜に感動

 
 近くのJAの産直市で、蕪を買った。ほど良い大きさの蕪4個で100円也。

 
 持って帰って、料理に取りかかった。まだしゃんとしている葉を根本から切りおとすと、すぐに断面には水気がにじんでくる。むくほどでもない薄い皮をそれでもむいて、スライスにした。
 蕪の少し甘いような匂いが立ちこめる。スライスした蕪は、いかにも美味しいそう・・・。



 と思ったら、ついつい手が伸びた。中程の一番美味しそうなところを一枚かじってみる。噛みついた歯を受け止めゆっくりとへこんでいく感じは、低反発ウレタンにも似ている。思いの外柔らかく、それに大根的な辛みなんかはない。それどころか、かじると口の中にたっぷりの水分が広がり、ほのかな甘みがした。


 
 こ、これは旨い!蕪とはこんなに美味しい物であったか!


 
 ついつい手が止まらなくなる。もろみをつけて食べても、きっと美味しいだろうなあ、と思ったのだけど、あいにくともろみはない。そこで、味噌をつけて食べたらこれまた美味しい。
 じゃあ少し塩をつけたらどうだろう、と試してみたら、こちらは塩の味が勝ってしまって、蕪の甘みや風味は逆に損なわれてしまった。塩って塩化ナトリウムなんだなとつくづく感じた。


 そんなことをしていたら、気がついたらほとんど1個蕪を生で食べていて、慌てて食べ辞めてスライスした蕪に塩を振った。後で甘酒の元を使ってべったら漬け風にするのだ。




 それからスナックエンドウの塩ゆでにかかった。へたをつまむと、ぱりっと音がする。まだ端には枯れた花弁がついている。ざっと洗って多めに塩を入れて塩湯でして、ざるにとった。ほかほか湯気を上げている状態で1本つまむと、これまたウマー!



 と言うことで、その日のおかずはスナックエンドウの塩ゆでと蕪とタケノコとワカメのみそ汁で、デザートは小夏だった。




 ああ、なんて野菜って旨い、と感動した日。これも新鮮なものならではなんだろうなあ。