hyla’s blog

はてなふっかーつ!

醤油づくりを見る

マルキンの天然倉



 本日は午前中はマルキン忠勇で醤油造りを見学。そして、午後は豊島である。そもそも来年、全国から来る、同業者を案内する、その下見である。で、基本的に私はあんまり醤油造りってもなあ・・・。と期待はしていなかったのだが、意外とよかったんだなあ。これが。


 まずは、マルキン忠勇の会社へ向かう。マルキンは、約100年はたつ昔からの工場で、なかなか作りからして古めかしくて良い感じ。日本醤油協会の認定、「醤油博士」の称号もお持ちの方にじっくりと説明を聞き、その後工場見学。新しい工場はまあ、普通だろう。しかし、なかなか見応えがあったのが、「天然倉」と呼ばれる昔ながらの製法で醤油を作っているところ。建物全体が、築100年で、よい感じだが、中もすごい。
 「壁や梁が汚いので驚かれるかもしれませんけど。」と言われていたけど、なんちゅうか確かにすごい。そして、何よりその壁や梁には、醤油づくりに必要な細菌類住み着き、その細菌が自然に入り込んで醤油が発酵するそうな。ほおおおお〜。である。


 通常のタンクでの製造だと3ヶ月ほどで醤油を作る事ができるけど、天然倉の醤油は、昔からのやり方で1年かけて作っているとか。なんか、見ていると、この醤油ならおいしいかも。と思えてしまう。



 それから、もう一つおもしろいと思ったのは、何と「手作り醤油キット」というのを、マルキンは作っているのだとか。全てそろっていて、1年かけて発酵させて醤油を作るのだけど、小学生などの教育用につくったものらしい。けど、これって、しょっとおもしろいかも。自家製醤油とか、もろみとか楽しそうではないですか。
「雑菌とかが、入り込むなんてことはないんですか?」と、聞くと
「醤油は塩分がきついので、なかなかその中で増殖するような細菌はないんです。また、Oー157何かがはやった時に確認しましたが、大腸菌を醤油の中に入れても、死んでしまいましたね。」とのこと。

 恐るべし、醤油パワーである。



 ちなみに、この手作り醤油キットは3000円でwebを通じて申し込む事もできるそうな。
 マルキン忠勇ホームページ
  http://www.marukin-chuyu.com/
 手作り醤油キットの紹介
  http://www.marukin-chuyu.com/kodawari/shoyu/kit.html
 細菌だから、保存がきかなくって、申し込んだら送ってくれるシステムだそうです。ちなみに、醤油記念館で申し込む事も可。


 ついでに天然倉で伝統製法で作った醤油は県内のマルナカとかで1本1000円で売ってますね。日常用には高いけど、おみやげには良いかも。




 と言うことで、醤油ソフトが食べられなかった事を唯一の心残りとして、海上タクシーにて豊島に移動。続いて直島に移動して、本日は直島泊まりです。