hyla’s blog

はてなふっかーつ!

久々に


 土曜日は朝から雨で、濡れながらなんとか朝の散歩だけはすませて、ぐったり。けれど、昼頃から晴れて、思い切ってカイ君を連れて少し離れたダムまで出かけた。このところ、運動が少し足らないらしく、ちょっと悪い子なので、休みだし思いっきり運動させよう。雨の後で曇っているなら、それほど暑くもないだろう。

 が、ダムについて奥の林道を歩きながら、すでに後悔。暑い!思い切り暑い!


 確かに日は射さないけれど、雲が少し薄くなった分気温は上がっているし、降ったばかりの雨が地面から蒸発してすさまじい湿度。谷筋を歩いていても、ちっとも涼しさを感じない。けれど、カイ君は軽やかに走り、時々谷に入ってはびしょぬれになって走ってくるから、まあ楽しんでるのは間違いない。谷水で冷やせるから、熱中症も大丈夫だろう。

 
そして、確かに死にそうに暑いのだけど、サンコウチョウの鳴き声を聞きながら、ゆっくり歩きつついろんなものを見ていると、家にこもっているよりはずっと楽しい。
 
 
 今の時期の山にはタケニグサくらいしか花がないので、白い花にはたくさんの昆虫が群がっている。たくさんのハナムグリに小さなハナバチ達。鼻のとがったハエの仲間に、ちょっと綺麗なこんなカミキリもいた。みんな雨が上がるのを待ちかねていたのだろう。もし今夜、灯火採集をしたなら、どれほどののものが飛んでくるのだろう。
  

 
 雨の後だから、林道には湿り気を好む生き物も見える。あまり見慣れない巻貝は、コベソマイマイだろうか?それに、太くて立派なミミズがいて、この大きさはシーボルトミミズかな?太さは、私の人差し指とあまり変わらない。そういえば、ミミズ図鑑も買ったのに、どこに置いたっけ?

 

 
 そんな感じにいろいろ見ながら歩き続け、普段は行かない造林地の道も歩いてみた。道は、車が走れるように作られているから、歩きやすい。ただし、かなりの傾斜でどんどん上っていく。上り始めのころに、ずいぶん高いところに見えた鉄塔が、次第に近くなり、やがては眼下に見えるじゃないですか!更に道の先が霞んで見えてって、これは雲だよね?標高500mくらいは、上った気がするぞ!


 

 道はまだ続いていたのだけど、下りになってきたところで引き返すことにした。どうやら道は山を越えて続いているらしい。車を置いたところに帰れないのは、困る。それに、手持ちも水が切れてきた。全身汗だくで歩いているときに、水切れはマジやばい。下手したら、死ぬよね。

 下りはゆっくりと、周囲を観察しながら下った。(上りは、その余力なんぞございません。)すると、これだけ上ったせいか、普段はみないものも、少し見られた。例えばこれは、エゴの猫足だよね?エゴノキにつくアブラムシのつくる虫瘤だ。エゴは、標高の低い、暑くて乾燥した地域ではあまり見ないし、猫足を見たのは初めて。

 
 それに、こんなきれいな蛾もいた。これはキンモンガかな?


 ただし、これほど高いところでも、湿った地面にはイノシシの足跡を見たので、イノシシは出没している模様。困ったもんだね。

 ということで、3時間ほど歩いて、お散歩終了。
 
 これで、満足してくれたかな?満足だよね?これで満足しないとは、言わせない!


 そしてその晩、カイ君は爆睡。
 さらに、カイ君が寝たら、あれもしてこれもして、と思ってた私も、爆睡…orz。