いなかった

　昨日の雨は、暖かい春の雨だった。今日も朝からぬくくて、帽子がなくても平気。朝焼けの光の中を、まずは海までてくてく。

　ぐるあっと海岸を回って、家に帰ると約1時間。これでとりあえず9時頃まではカイ君は静かにしていてくれる。けれど、それもだいたい2時間が限界で、朝も9時をすぎると、そろそろまた遊びたいと主張する。
　さて、今日はどこへ行こうか？休みだから、少し遠出をしても良いのだけど、昨日の暖かい雨でアカガエルが産卵したかもしれない。となれば、卵があるかどうか、確認しに行きたい。

　ということで、いつもの山に来てみた。いくら昨日が暖かくても、まだ大半の木は芽吹いておらず、まだ冬の色。でも、池のハンノキはもう花を咲かせていた。ハンノキの仲間は、どれもまだ寒い時期に真っ先に咲き始める。私は、ハンノキの仲間はとても好きだね。

　水辺に下りて、カエルが卵を産みそうな場所をチェックしてみたのだけど、卵は見えない。昨年も卵塊はわずかに数個だったのだけど、昨日の雨で産まなかったら、今年は卵を見られないかもしれない。10年くらい前なら、この池では産卵の時期になると、卵塊がそこかしこにあったのだけど、何がアカガエルを減らしてしまったのだろう。他の地域でも、アカガエルは減少したりしていないのだろうか？

　とりあえず、山に来たカイ君が、とても嬉しそうなことだけが、救い。
　でも、必要もないのに、水に入るのはやめて〜！