馬鹿犬〜!
今朝は、近くの川で走らせてみた。香川の川だから、基本的に水の流れているところは、常に一部だけ。川に下りると、カイ君は枯れアシの中をウサギのようにぴょんぴょん飛び跳ね、草のない広い河原では爆走する。
今日は、河原の草むらに走りこんだと思ったら、その中からばたばたと大きな鳥が2羽飛び立った。どうやら、キジがいた模様。カイ君は、キジが飛んだ後も激しく追いかけご機嫌な顔で戻ってきた。別に鳥を追うことは求めていないのに、やはり猟犬なんだあ。
で、ここまではよかった。
ところが、河口まで来て、引き返そうと思ったのに、カイ君がなかなかやってこない。何をしているのか?と覗いてみると、何かを銜えている。どうやら銜えているのは魚。それも大きさや形から見て、フグだよ。クサフグだ。
まずい、フグはまずい。クサフグも毒はあったはず。
慌てて、持っていたおやつでカイ君をつろうとしたのだけど、カイ君は楽しそうにフグを銜えて走りまわる。必死に追いかけ、ようやくカイ君が戻ってきたときには、フグはどこにも見当たらず。って、食べた…?フグを食べた?やめて〜( ゚Д゚)!
ど、どうしよう。フグは毒だよね。クサフグも毒だよね。犬はフグで死ぬの?どうしよう…。食べた瞬間はいていないけど、でもたぶん食べてる…。
で、そのまま家に帰り、すぐに車に乗せて近くの獣医に連れて行った。そして、吐かせるように処置。祈るような気持ちで待つことしばし。やがてカイ君があぐあぐしてきたと思ったら、一気に吐いた。そして吐いたものの中にこれがー!
出てきて良かった〜。でも、やっぱり食べてただね。ほんと、よかったよかった。
でも、カラスも食べないクサフグをどうして食べるのか。
カイ君、君に危険を察知する本能はないのか?