hyla’s blog

はてなふっかーつ!

寒いのに

 昨日に続き、今朝も大きな霜だった。朝の散歩では、霜柱を踏みながら歩いたし、バケツにも氷が張っている。


 カイ君を連れてやってきたダムも、やはり霜が降りていて、日陰ではまだ一面が白い。


 それでも陽の当たる場所は、差し込む光で地面が暖められている。山を歩いていると、地形によって驚くほど気温や湿度が違うことに気付く。そして、冬でも暖かな南向きの斜面では、ヤマドリやコジュケイが休息しているし、谷筋のくぼみで獣が寝ていたりする。生きものは、寒ければ温かいところに行くし、暑い時には涼しい所に移動する。当たり前のことだけど、そういうことを考えて生きものを探すと、結構いろんなものが見つかる。

 

 今日見たのは、こんな蛾だった。枯葉の裏に隠れていたけど、鮮やかな黄緑色が印象的な綺麗な蛾だ。でも、見慣れない雰囲気で、いったい何だかさっぱり見当がつかなかったのだけど、こっそり呟いてみたら親切な方に「ツクシアオリンガですよ。」と教えてもらった。冬から早春にかけて活動する蛾もいるけど、これは違うようで、相当な季節外れ。正月頃に、妙にぬくかったせいだろうか?


 それでもさすがに寒くて動けないでいたけど、温かくなるまで生き延びることはできるんだろうか?「死んでしまうのなら、採った方が記録になるかも。」とも考えたのだけど、ここで更に蛾に手を出すのはヤバい。もうこれ以上は、無理無理〜。