海へ

　今朝は、カイ君を連れて海へ来てみた。ハネカクシを掘ったりするために来るところだけど、人はほとんど来ない海岸だから、わんこを放しても大丈夫だろう。

　道路に車を置いて、谷に入ったところでカイ君を放すと、カイ君は楽しそうに走り始める。あっちへこっちへ行っては戻り、また走っていく。ここはさすがに来たのも始めてだし、奥の方はカヤやセイタアワダチソウなどの丈の高い枯草で見通しがとても悪い。そのせいか、私が来るのをかなり頻繁に確認しつつ走ってくれた。

　海岸へ下りると、やはりだれもいない。そんな海岸をゆっくり歩くと、カイ君はいろんなところでフンフン嗅ぎつつ、それなりに楽しそう。

　引き潮だったので、海の中の岩場に登ると、カイ君は置き去りにされて、ひんひん鳴いていたのだけど、ふと気が付くと何とか登りやすいところをみつけて私の所まで上がってきた。海を見て、何を感じているのだろう。海の上には、ヒドリガモが数羽見えたけど、さすがにそれを追おうとはしないようだ。

　そんな岩場の隅に、何かゴミが溜まっている。何だろう？と近寄ってみると、鳥の羽に、何かのフン。鳥の羽は大きさや色合いから見て、恐らくシロハラ。何かに襲われたのだろう。では襲ったのは何か？糞には、植物の種子があるのと、茶色の毛が見える。この毛は、イタチとかかな？
　きっと昔カワウソがいたころには、山から直接海に下りられるこんな海岸には、カワウソが来ていたことだろう。そして、この岩場でも、糞をしていたのかもしれないね。

　　
　
　ということで、本日のお遊びは、これにて終了。満足してくれたかな？
　つか、もうこれ以上は無理です。これで、満足してね。