hyla’s blog

はてなふっかーつ!

最後はやはりここ

 年末になって、私もちょっと早めにお休みになった。ので、近くの里山にカイ君を連れて出かけた。

 今回行ったのは、昔から一番よく登っている山だけど、標高も400mあまりあって、結構登るとしんどい。往復で2時間ほどかかる道のりだけど、車を置いてカイ君を放したとたんに、それはもう喜んで喜んで、カイ君は一気に走っていく。ちゃんとした道があるのだけど、藪に潜り、斜面を駆け上がる。定期的に口笛で呼び戻しながら山を上がったのだけど、途中一向に帰ってこなくなった。どうしたのか?と思いながらその辺を見てみると、山道から20mほど上の尾根に上がってしまって動けなくなっているではないか。


 道に面した斜面は崖になっている。誘導して尾根を越えさせようとすると、途中で藪に突っかかって動こうとしない。呼ぶと、「くう〜ん。」とか鳴くのだけど、鳴くくらいなら一人で登るな、と言いたいところ。しょうがないので、やや緩やかな所から登っていくと、その音を聞きつけて少し下りて来たので、一気に前足をつかんで引っ張り下ろした。下りるなり、飛びついて飛びついて嬉しがり、次の瞬間にはまた走って山道を登っていく。全く、懲りない犬だ。


 一足ごとに息をつきながら、険しい尾根を登り、最後の登りを一気に上がると、もう人間はよれよれ。人間の何倍も走った犬も、大きな口を開けてはあはあ息をつきながら、もう最高にご機嫌。


 
 頂上の神社にお参りして、下山したらこっちの足はがくがくだったけど、犬は非常に楽しそう。

 
 が、せっかく見つけたこれを採ろうとしたら、鼻で飛ばしてくれた。乾いたキノコに来ていたので、これはキノコムシ?瑠璃色光沢が目立つから、ルリオオキノコムシなのかな?


 まあ、大好きなここの椿も見られたし、犬もこれだけ走れば家で大人しくお留守番してくれるだろうから、良しとしよう。