また別の山
今日は、まだ登ったことのない山に登ってみた。標高350mほどのこれも地元の里山だけど、我が家からは一番離れているので、これまで登ったことはなかった。
車を置いて田んぼの中の道を歩いていくと、山の麓に赤い鳥居があったので、登り口はすぐにわかった。けれど、ここも金網が張られていて、イノシシが多いのだろう。結んであるひもをほどいて中に入り、また紐で金網を固定してから登っていった。
山道はしばらく谷筋に沿って進み、やがて尾根を歩きながら登っていく。湿り気のあるところもあり、乾いたところもある。なだらかな登りや、シダの細道と、いろんな景色があって、割と楽しい。ただし、ここも結構斜面がきつくて、軽々と登るカイ君を呼び戻しながら、休み休み登った。
頂上につくと、いつも行くダムや里山がよく見える。それなりにきついけど、気持ちのいい山だ。
山道の途中に、半分枯れた木があったので、何となく皮をめくってみると、こんなものがあった。鮮やかな黄色の筋状のもの。これって、変形菌にこういうのってあったような…。
それから、小さなヤスデの仲間と、緑の丸いものがたくさんあった。これは菌類?緑色のこんなものは、初めて見たけど何だろう?
こういうものが見られるのは、谷があって湿り気が絶えず供給されているからだろう。香川によくある、花崗岩の乾燥しきった山道では、なかなかこういうものは見られない。湿った落ち葉を篩えば、いろんなものが採れそうだ。
ただし、ここはこれまで登った山の中でも、特にダニが多い感じ。カイ君にはフロントラインをしているけれど、帰ってチェックしたらこの寒い時期にも関わらず、小さなダニが何匹も採れた。それだけ、イノシシも多いのだろう。
良い山なんだけど、困ったもんだ。