hyla’s blog

はてなふっかーつ!

整理


 昨日採ったものを、朝からぼちぼち整理した。以前はとにかく、ざっと形を整えるだけしていたのだけど、最近は少しだけ仕分けして整えている。けれど、これがまあ、時間がかかるんだ。何せ、ものが小さいうえに、数が半端ないから。ならば、同じものはできるだけ採らなければ良いようなものなんだけど、全部採ると個体数の季節変化がわかるし、何より小さいものは肉眼では何を採っているのかわからないものも多い。プロならわかるんだろうけど、少なくとも私には無理。

 たとえば、今回これが採れた。上のものは、ウミセミハネカクシだろうけど、下は違うよね。でも、こうやって実体顕微鏡で眺めて比べるからわかるのであって、これを採集中に肉眼で区別するのはいくらなんでも無理だよ。
 下のは、たぶんウシオハネカクシとかその辺だろう。これは、5月頃にいくつか入って来たけど、その頃も割と数は少なくて、今回も3頭のみだった。


 それから、これも小さくて苦労する。私が勝手にシリゲハネカクシと呼んでるものだけど、こんなものもとにかく採ってみると、いろいろわかる。採った中には色の薄いテネラルがいるし、同じ場所で採れた右端のはおそらく幼虫だろう。ということこれは夏の間、だらだらと発生し続けるもののようだ。

 
 そして、これもよくよく見ると、個体の大きさにかなり違いがある。これは、雌雄の違いなんだろうか?

 
 さらに、今回また写真上の小さな複眼のないハネカクシが採れて、これはクロシオスソハダケハネカクシなんだろう。で、これを眺めていてふと思ったのだけど、何となくこれとシリゲハネカクシってお尻の毛の生え方が似てないかな?これって、スソハダケハネカクシに近い仲間なんだろうか?これは、山際に近い、割と小さな砂に近い砂利の中にたくさんいる。既に名前はあるだろうと思っているのだけど、本当のところはどうなんだろう…。


 それと、今回気が付いたのだけど、このムクゲキノコムシってのも、ひょっとして3種いる?大きな方(と言っても1mmほどだけど)は、たぶんハマベムクゲキノコムシ。小さなものは、私が勝手にヒメハマベムクゲキノコムシと呼んでいるもの。でも、中間サイズがいたよ。(」゜ロ゜)」ナント
 これって、 たまたま小さくなっただけなのか?それとも違うものなんだろうか?


 とか言うように、ど素人なりに、とにかく大量に採って細かく見ていると、気づくことはいろいろあったりする。が、そのためにざっと仕分けして、それを平たくするだけで、半日かかるんだな。
 ど素人のくせに、何でこんなことをやり始めてしまったのか、自分ながらほとほと呆れることもある。が、やると決めてしまった以上、最後までやるしかない。とりあえず、1月までは真面目に採る。

 …たぶん…。