hyla’s blog

はてなふっかーつ!

博物館へ行く


 本日は、県外の某博物館へ行ってきた。インターネットを見ていると、今日「標本の名前を調べる会」なるものが開かれるとか。本来は、子供が夏休みの宿題として作った標本を同定してあげる会だろうけど、専門家が無料で同定してくれるのはかなり美味しい。ここはひとつ、ダメ元で行ってみよう。

 ということで、来たのはこんなところ。なかなか建物も綺麗で、博物館と同じ建物には美術館も入っている。ああ、うらやましいなあ。

 
 展示も見たかったのだけど、時間もなかったのでそのまま同定の会場へ。午前の部ギリギリだったけど、学芸員さんは笑顔で応対してくれた。そして、「どういうものですか?」と言われて「これなんですが…。」と差し出したものは、1cm以下の小さなカメムシ類というマニアックなものだったりする。海岸の甲虫を採っていると、どうしても小さなカメムシが紛れ込んでしまう。何となくそのままになっている、そういうカメムシを片づけたいのだ。甲虫類は、若干は聞く人もいるけど、カメムシを教えてくれる人は知らない。ここの博物館には、カメムシ学芸員さんがいるらしいので、運が良ければ教えてもらえるかも…、と持って来てみたのだ。
 カメムシは、甲虫と同じようにマウントしてデータラベルをつけてみたのだけど、こんなんで受け付けてくれるのか?とかなりドキドキ…。


 でも、心配には及ばず。丁寧に観察しながらカメムシ図鑑や水生動物図鑑を開いて、すべて種に落とし込んでくれた。そして、その微妙な違いを見分けていく作業を見ながら、例えカメムシ図鑑を見ても、私には同定は極めて困難だ、としみじみ感じたよ。もうね、同定していただけて、ほんと有難い。
 

 学芸員さんがいるって、素晴らしい!
 標本を作って、同定をしてもらえるって、素晴らしい!
 博物館があるって、素晴らしい!


 ああ、だのに、どうして香川には…(以下略)。


 
 海沿いを走って帰っているとき、こんな海岸を見つけた。

 堤防で仕切られて、海岸の幅が狭いのが残念だけど、奥の方は少し幅が広くなっているから掘ったら何か出るかもしれない。季節がよくなったら、一度掘ってみたいね。