定期調査
本日は、定例海岸調査をやってみた。と言っても、定量的にはできていないし、よく行く海岸で何が採れるか掘ってみるだけだ。とはいえ、定期的にやると、季節の変化はよくわかる。
いつも行く海岸で、今回大量に見たのは、これ。
たぶん、ハマハネカクシの仲間だろう。これが波打ち際に大量にいて、ちょっと採りたくないほど。それに減っているかもと思った小さな私がシリゲハネカクシと呼んでいる1mmほどの小さな黒いハネカクシも、まだたくさんいる。というより、前回交尾していたものが、もうテネラルとなって出てきているようだ。
それに、確か4月に盛んに交尾していたウミセミゾ系が再び出始めている。これはどうやら、春に繁殖して、今頃から再び出現する模様。その中でも、今回はごく小さなウミセミゾがたくさん採れた。写真上側のものだけど、テネラルでなくても薄茶色の2mmほどのこれは、いったい何者だろう。
別の海岸では、大量のイソハネカクシが採れた。波打ち際にたくさんいたこれは、クロイソハネカクシだろうか?あまりにも大量にいて、採るのがためらわれるほど。この辺では、イソハネカクシはどこにでもいる普通種だね。
それに、こんなものもいた。
ゴミムシは、ホソチビゴミムシで、アリモドキはたぶんヒラタホソアリモドキ。ホソチビゴミムシは、結構ゴミムシとしてはカッコいい部類に入るのではないか、と思うのに、驚くほどネット上では見ない。やはり小さいからなんだろうか?それとも、どこにでもはいないのか?結構河口ではよく見るのと思うのだけど…。
ということで、海岸を2か所回って、ついでに河口でちょっと別のものを採ったら、へとへとになった。
これからの季節は、1か所ずつの方が良さそう。