hyla’s blog

はてなふっかーつ!

地面にいる


 さて、先日のトゲアリ観察の時に、一緒に採ってきたものを、ようやく確認した。帰ったその日には、瓶から出して、適当に整えるので精一杯で、眺めたり写真を撮るのは、どうしても後になってしまうのだ。

 
 で、今回基本的にトゲアリを見に行っていたわけだから、丁寧に見たのは当然地面。けれど、座り込んでじっと地面を眺めていると、薄い枯葉の下に、小さなものが結構たくさんいることに気付いた。


 たとえば、これ。

 これって、ゾウムシだよね?あまりに闇が深そうで、もう到底種類を調べる気にもなれないとういのが、素人的ゾウムシの印象。種類は絶対わからないと思うけど、まあゾウムシくらいはあってるだろう。(←投げやり)


 それから、こういうのも採れた。

 これって…。きっとたぶん、甲虫図鑑の3巻の虫だ。クチキムシとか、その辺のものかな?色違いがいるのは、テネラルなんだろうか?それとも、違うものか?さっぱりわからないなあ。


 それに比べれば、ゾウムシ類と同じく、とりあえずグループだけは明確なのがこれ。

 ゴミムシだよね。どう見てもゴミムシ。だけど、そこからはなあ…。お尻の先っちょが鞘翅から出ているから、アトキリゴミムシ的な何か?と思って一応図鑑を見てみたものの、該当するものは見つけられなかった。口元の割と大きめの牙と長めの頭、腹部と胸部のくびれ具合が印象的ですっきりしたイメージだけど、さて何なのか?あれこれ考えても、結局結論は出ず。でも、ごく普通の山で採ったものだから、たぶん普通種で、虫屋さんならきっと一瞬で当ててしまうのだろう。



 ということで、採って帰ったものが何かは、どれもよくわからない。けれど、場所がよかったのかもしれないけれど、地面に座り込んでアリの動きを見つめていると意外なほどたくさんいろんなものがいて、私はこれまであまり地面は見てなかったなあ、としみじみ感じた。


 なんだけど、これからは地面も採ろう、とは言い難い。
 地面の虫は、わからなさすぎ…。