hyla’s blog

はてなふっかーつ!

カエル


 夕方、仕事を終えて高松へ向かった。職場の飲み会があるのだ。全くお酒が飲めないので、どちらかと言わなくても宴会は苦手。でも、これも仕事の一部と覚悟を決めて高松へ。

 そして、市内に入りやがて駐車場というところで、いきなりフロントガラスに飛びついてきたものがいる。それは、立派な太ったアマガエル!


 え?
 えー?
 まじーーーーーー?


 マジなのである。それはアマガエルで、高松市内の中心部を走る私の車にアマガエルが張り付いているのだ。どこから来たのか。そして、どこへ向かうのか?てか、確かに低速走行ではあったけど、これって今ここで、車に張りついてきたもの?この辺のカエル?

 走っている場所は、高松市の商店街のど真ん中だし、そこにカエルがいたというのは考えにくい。
 昼間止めていた職場で、カエルが私の車に乗ってきたというのはありそう。特に、午前中は雨だったしね。
 朝、家を出るときに車に乗せてきたということも、ないわけではなさそう。我が家にはたくさんカエルがいる。


 いずれにしても、ここでカエルを振り落せば、こんなところでカエルは生きられないだろう。それはあまりに、無責任な気がする。


 そこで、そのままそっと車を走らせて駐車場に車を入れた。車を止めて、そのまま大急ぎで走って行って、駐車場に入るところでぴょんと飛び降りたカエルを探す。すると、コンクリートの地面に、埃にまみれてカエルがうずくまっていた。即座に、カエルを確保。ここに放置すれば、干からびてしまうのは、明らかだ。ここに連れてきてしまったのは、おそらく私。だから、生きられそうな環境に連れて行こう。

 
 しかし、ここで問題。そのまま握りしめて、宴会に参加はできない。何か容器がいるよね?何か、カエルに問題ない容器…。


 ということで、向かいのお和菓子屋さんへgo。そこで、ねりきりを2つ買った。そして、そのまま人目につかないところで、ぱくっとお菓子を一つ食べて、空いた容器にカエルを押し込む。そして、そのままそっと袋に戻し、揺らさないように注意しながら店に向かった。


 夜帰ってきて覗くと、カエルは元気な様子。そのまま、庭の草むらに逃がしてきた。遺伝子攪乱の問題は多少あるけれど、我が家から連れて行った可能性もある。それに、やはりどう考えてもすぐに干からびてしまうだろう場所に、カエルを置き去りにできなかった。


 ということで、我が家のカエルが1匹増えた。
 頑張って、庭の害虫を食べてくれたまえ。