hyla’s blog

はてなふっかーつ!

確認


 連休中に採ったものの片付けをしながら、ちょっとだけ外出して近くのため池を見てきた。

 きらきら光る新緑の葉陰を抜けて歩くのは楽しい。誰もいないため池の縁を歩いて、その奥に向かった。奥の田んぼの、更に一カ所の水路にだけ生えているこれを見に行ったのだ。


 山からしみ出る水で常に湿っている水路の壁面にくっついている、緑の変なものは、多分イチョウウキゴケだろうと思う。イチョウウキゴケは名前の通り、水に浮くコケの仲間だけど、滅多に見ることはない。私はここ以外では、瀬戸内海のとある島の水田で見たことがあるくらい。
 ここのイチョウウキゴケは、私が見つけた時は特に保護されている様子もなかったけれど、最近はイチョウウキゴケがある周囲を網で囲って入れないようにしているから、イチョウウキゴケをそうと知って保護している人がいるのだろう。多分、ため池をよく調査している、香川大学の工学部の先生だろうなあ。
 

 これは環境省でも準絶滅危惧種(NT)に指定しているし、都道府県レベルでもかなりレッド指定されている。
 けれど、香川県については、何故だかレッド指定されていない。香川でも、普通にあるものではないと思うのだけど、何故だろう…。