hyla’s blog

はてなふっかーつ!

始めてのため池


 タンポポを探して走っていたとき、山の中でこんな池を見つけた。大きなため池の上の、小さなため池で、もうそれほど使っていないらしく水位は高くない。けれど、山の縁のフジが見事だし、なかなか水質も良さそう。自然の土作り土手で、水の流れ込む方に下りると、そこにはショウブやマコモが生えていて、水の中にはたくさんのエビモが見えた。

 

 あまりに暑かったこともあって、ちょっとその陰で涼みながら生き物を眺めた。
 
 頭の上からは、フジに集まるキムネクマバチの羽音が聞こえる。水際に行くと、ギョッとカエルが鳴きながらぽちゃんと水音を立てて水に潜った。植物にはたくさんのトンボが止まっているけど、カワトンボは特に涼しげで綺麗だ。ヤナギの葉の上では、瑠璃色のハムシがいて、多分ヤナギルリハムシだろう。
 


 一番印象的だったのは、この昆虫。長い触角は不思議な形に広がり、風になびいている。よく見ると、湿地に生える草に複数とまっている。あまり見たことがなかったけど、雰囲気からして水辺の生き物だろうか?

 調べてみれば、これはどうやらナガハナノミ科のヒゲナガハナノミというものらしい。ハナノミというと、花にいてぴょんと跳ねる昆虫というイメージだったけど、よく似た名前でもナガハナノミ科はハナノミ科と全然別のグループで水辺の甲虫らしい。でも、何でハナノミという名前なんだろう?これも、花に来るの?
 


 ちょっとだけ見ただけでも、いろいろいたけれど、水の中にもいろんな生き物がいるのだろうか?でも、水の中の生き物にまで手を出すのはやめとこう。どう考えても限界。
 胴長は持ってるけどね。