hyla’s blog

はてなふっかーつ!

初めて見た

 出勤前、ばたばたしていたときに、玄関のガラス戸になにか止まっているのに気づいた。どうも見慣れない感じの生き物で、時間もないし、帰ってきたときにまだいるとは限らないから、とりあえず毒瓶に放り込んだ。


 帰ってきて見直してみると、こんな生き物。


 雰囲気は、ヘビトンボ。でも、それよりぐっと小さくて2cmほどだし、胸部の形が印象的で、2枚の翅の出ている場所がそれぞれ独立した節であることがよくわかる。翅は透き通っていて、比較的単純な翅脈は2枚の翅でほとんど同じ。これって、比較的古い形質を残している、ってことだろうか。とにかく、何とも印象的な生き物だ。


 で、調べてみると、これはラクダムシというものらしい。やはりアミメカゲロウの仲間。

 変な雰囲気があるだけに、結構マイナーな生き物の割に人気もあるようで、検索するとすぐに綺麗な写真がいろいろ出てきたからこれは多分ラクダムシで間違いない。ただし、今はラクダムシ科にはラクダムシ1種しかないとされているけれど、調べれば数種に分かれる可能性もあるのだそうだ。


 しかし、何が驚きって、これが採れたのが、山の中でもアカマツ林の中でもなく、我が家のそれも家の中だってこと。


 ラクダムシのいる家って…。