hyla’s blog

はてなふっかーつ!

これが正しい


 またもや懲りもせず、冬の海へ来てみた。先々週と同じ海岸だけど、どうよ。この通り、穏やかな波。これでもまだやや波は高い方だけど、これが正しい瀬戸内海だ。


 ただし、波打ち際で掘ってもさすがに生き物はでない。もうこういう所にはいないようだ。


 そこで、打ち上げられていた海藻を見てみた。所々に、ホンダワラ系の大きな海藻の塊が打ち上げられている。この中に何かいるかもしれない。網の中に海藻をのせてしばらく置いて網を持ち上げてみた。すると、割と大きめの黒いものが結構たくさんいるではないか。
 これだけ寒いのに、まだいるのか?でも、今の気温と海水温なら、海水温の方が高い。意外と、冬も気温は低いなりに安定していて、これらの生き物にとって海岸は悪くはないのかもしれない。
 これは海藻を食べているのだろうか?吸虫管で吸うと、ほんのり海苔のような匂いがした。

 
 そんな海藻には、他にも生き物がいた。小さなハマワラジムシがいたし、細いミミズのようなものは、ヒルのように頭を真っ直ぐに伸ばして移動する。よく見ると細い毛が体の両脇にあるので、ゴカイの仲間だろう。ぎりぎりまで拡大して見ると、意外と顔はカワイイ。
 


 そして、家へ帰って整理していたのだけど、これって何だろう?口の形がイソハネカクシ的じゃない。アバタハネカクシやウミセミゾでももちろんない。ツヤケシヒゲブトハネカクシにしては触角が長いよなあ。

 
 そこで、先日頂いた必殺技とでも言うべき文献とにらめっこしたところ、ヒゲナガヒメハネカクシというのに似ている気がする。それとも、やっぱりツヤケシヒゲブトの仲間かなあ?それとももっと別の何かか?
 それと、眺めているとこれは結構個体差が大きい。形はほぼ一緒だけど、触角の長さや体長が結構違う物が混じっている。これって個体差でいいの?
 



 ううん…。わからねえ!
 つか、ハネカクシを同定出来るかもとか、ちょっとでも思った私がアホ〜。