hyla’s blog

はてなふっかーつ!

なんだかなー


 職場で、「来客があるので、和室の床の間花を生けて欲しい。」と頼まれた。どこから聞きつけたか、花をやっている事がばれたらしい。
 昨年までの職場でも、イベントがあるとよく花を頼まれたし、新人としては、来たばかりで頼まれごとを断るのもなんだかか?と思って引き受けた。


 が、よく聞いてみると、かなり勝手な頼み。だって、「花代は出せない。花器もないから、持ってこい。」というのだ。畳の床の間なのに、花台もないという。それってどうなの?
 が、引き受けた以上は仕方ないので、こんな花を入れてみた。

 
 かなり地味めだけど、正直言うとこれは結構面倒な入れ方で、私の習っている流派では一番格のある生け方になる。けれど、場所が床の間でしかも奥行きが30cmくらいで狭い、となれば生けられる花は限られる。洋花は似合わないし、お正花(おせいか)とかの、格のある生け方でなければダメだろう。

 
 そして、当日までに花を見繕い、花器と道具を準備して車で運び、時間をひねり出して生けておいた。
  
 
 だのに、それっきりである。それ以降「ありがとう」の一言もない。それで終わり。マジ?そういう扱い?
 と、これには少々、いやかなり腹が立った。去年までの頼まれ方とは、まるで違う。


 去年までは、「花代は出すけん、好きなように入れて。花器は、ここにあるけれど、自分の好きな花器を持ってきてくれてもええよ。」と頼まれたし、何より生けた後にはちゃんと「ありがとう。」と言ってもらえた。
 来客用の花を生ける事は、私の仕事ではない。それでも昨年まで一生懸命入れたのは、華道をやってるのは私だけだったし、何よりちゃんと「ありがとう」を言ってもらえたからだ。まあ、その一言で良いように使われていた、とも言えるけれど、そこはお互い様だと思えた。

 
 けれどな〜、今回のはな〜。

 

 と言う事で、二度目はない。
 二度目は引き受けないぞ〜。