土の中から

　勤務先の中庭に、腐葉土を作っている一角がある。その中に、こんなものが大量発生していると教えてもらった。

　茶色に白い縞の入ったこれは、多分ヤスデ。大きさは３ｃｍくらいだろうか。ただし、庭でよく見るヤスデは茶色一色なのに、これは白い縞が結構目立って、綺麗と言えば綺麗。でも、何と言うヤスデなんだろう。
　

　
　同じ所では、ゲジも見た。細くて長い脚がわさわさしていて、体長は３ｃｍほど。これも、造形的に綺麗と言えば綺麗なのだけど、同時にぞわぞわする感じもある。見つけるとよく観察はしたくなるのだけど、これも何ゲジなんだろう？

　確か徳島県立博物館には、多足類が大好きな学芸員がいらしたはずだけれど、今はもう居ないようだ。自分で種類を調べようにも「日本産土壌生物」も持っていないので、調べることもできない。「日本産土壌生物」は、そもそも随分お高い本だったけど、品切れとなった今は古本が５万円以上する。

　在庫がある時に、定価で買っておけば良かったなあ…。