hyla’s blog

はてなふっかーつ!

新規3


 またもや、新しい海岸を求めて、走り回った。昼前から夕暮れまで、4カ所チェックしたら、もうへろへろ。特に飲み物を500mlしか持っていなくて、途中で死にそうに喉が渇いた。少し涼しくなったとは言え、屋外作業ではまだまだ暑さ対策に油断は禁物。


 けれど、そうやって訪れた海岸の特に1つ目は、ものすごく良い海岸だった。山間に集落があって、その細道を下りていくと、そこにこんな海岸がある。堤防も何もなくて、純自然海岸。多分集落の人と、それから釣りや素潜りで貝やタコを捕る人ぐらいしか来ない海岸。下りた時点で、これはきっといろいろ採れる、と思ったね。


 そして、海岸の端っこで、砂を掘ってみれば、出る出る。ハネカクシ類が一杯いるし、ハマダンゴムシにジムカデ類、それから海のワラジムシも見たし、目的のものも無事げっと。

 

 持ち帰って採れたものを確認してみたなら、こんなものが採れている。


 一番多いのは、下の2mmのハネカクシ。波打ち際で良く採れるこれが、ここの海岸も猛烈に多い。それから、真ん中の3mmのハネカクシは、多分イソハネカクシの仲間?と思うのだけど、ここの海岸では結構採れた。そして、一番上のこんな小さなのもいて、こうなると小さすぎて整えるのに四苦八苦。2mmを下回ると、ほんと一気にいじるのが難しい。


 それから、ここでは久々のペラペラハネカクシが採れていた。今回は1匹だけだったけど、きっと春に採ればここの海岸なら一杯採れそうだ。


 それから、乾いた海藻の下をあさると、ヒョウタンゴミムシも、それから真っ黒いあばた系のハネカクシやら、ウミベアカバハネカクシっぽいのもたくさんいた。中には、ちょうどお食事中のものもいた。食べて居るのは、多分トビムシ。なるほど、彼等はこんなものを食べているんだ。


 

 それと、今日行った別の浜では、こんなものも見た。
 

 アリジゴクだけど、これはちゃんと砂浜に巣を掘るアリジゴクだ。砂浜の営巣性のアリジゴクといえば、クロコウスバカゲロウだけど、これって、クロコ?まだ小さな幼虫のせいかもしれないけれど、とにかく頭が表も裏も黒い。クロコウスバカゲロウでも、若齢幼虫ならこんな感じになるの?はて?はて?
 あまり現場ではちゃんと確認しなかったけれど、標本にしておけばよかったのか。でも、この海岸に来たときには、既にへろへろりんで、そこまで気が回らず。
 

 やはり、行くのは1日に2カ所くらいが私にはちょうど良い。でも、まだまだチェックするべき場所は山ほどなのに、季節は変わっていく。
 ええい、時よ止まれ〜!