hyla’s blog

はてなふっかーつ!

嵐の後


 夕方、近くの川に沿って海まで歩いてきた。さすがにまだあまり人は歩いていなくて、道ではハシボソガラスガ嵐で飛び散ったものをあさっていた。
 ダムから放水された水は、濁ったままに海に注ぎ込み、満潮では無かったはずだけど海と川の境もわからない。
 


 放水によって水と共に運ばれてきた砂は河口で堆積し、中州を一気に広げている。激しい流れを避けるように、その中州にはアオサギセグロカモメが集まっていた。
 



 海岸を見ると、激しい波と高潮で、砂浜の砂がごっそり波に持って行かれてしまって漂着物も全く見えなかった。けれど、また少しずつ砂は戻ってくるだろうし、漂着物も打ち寄せられるだろう。


 帰り道に、川の堤防にこんなものを見つけた。久しぶりのカタツムリ。セトウチマイマイで良いのかな?
 以前は結構見ていたけれど、最近はめっきり少なくなって、これを見るのは何年ぶりだろう。台風で流されてきたものか、それとも雨の中をうろついて帰れなくなったものか?
 どちらにせよ、コンクリートの堤防の上ではあまりに危険。そっと、湿り気のありそうな草むらに入れておいた。


 嵐は怖いけれど、普段見ないものが見られるのは少しだけ楽しい。