hyla’s blog

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ハチを採る


 とある海岸でハチを採った。今回はアリ・ハチに詳しい先生と一緒に採らせてもらう。なのに、天候が今ひとつで、当日になるまで不安だったけど、何とか雨は治まった。そして、曇り空の下の海岸では、ハチが活発に飛んでいた。


 コウベキヌゲハキリバチは、もう巣作りのピークに入っていて、穴だらけのハマゴウの近くでは、葉片を運ぶハキリバチがたくさんいる。ハチが葉片を切り取る速さは驚く程速いけれど、運ぶ時には、よいしょっといった雰囲気で、休み休み運ぶ。その仕草はホントに可愛くて、見ていて飽きない。そして、そういうハチを追いかけるように飛ぶ小さなハチがたくさんいて、これはコウベキヌゲハキリバチのヤドリバエだろう。


 今回は、ハキリバチ類に、コハナバチ、ハラナガツチバチやドロバチ、それにアシナガバチまで、一応採っておいた。アシナガバチなんてスズメバチと並んで目の仇にされるハチだし、どこにでもいると思われているけれど、これも本当にずっとこのままたくさんいるか?と言われれば、それはわからない。そもそも、何アシナガバチがここら辺に今いるのかだって、私は知らない。知りたければ、記録しておきたければ、採るよりないのだ。



 しかし、採るとデータにはなるけど、標本が手元に溜まる。ああ、香川に博物館があれば…。