帰る

　ようやく研修が終わって、解散となった。とりあえず１時間ちょっと待ち時間があったので、ようやく愛媛大学の博物館に入ってみた。ここは、そもそも既存の建物の使い回しではなくて、博物館として作られているし、なかなか展示も充実しているようだ。

　とりあえず入った所で、のんびりと石や化石を眺め、次の部屋は習字だった。これはあんまり興味ないし…、と引き返すと、どうやらその奥に展示が続いていた模様。気づいて引き返し、奥に進むと水槽のある休憩所や、昆虫の展示もあった。愛媛大学は、昆虫標本が充実していることで有名らしく、スペースは小ぶりだけどいろんな標本がぎっしりあった。　子供の頃、図鑑でみて憧れた大きなカブトムシや、大型の蛾の仲間が並んでいたし、見たこともない綺麗な標本も充実していた。棘の生えたタマムシなんぞがいるとは知らなかったし、ゾウカブトとか無茶苦茶重量感がある。これが飛ぶと、すごい音がしそうだ。
　同じ所には、小学生らしき男の子を連れたお父さんもいて、標本を解説しながら見せていて、そういうのって良いなあと思った。香川には、こういう所がない。

　
　そういえば、昨日松山城の登り口でも、どうやら虫採りと見える中学生くらいの子がいて、虫かごを手に記念写真をしていた。子供だけでも自由に見に行けるところに博物館があって、採集の道具が簡単に手に入って、採ったものの名前に聞きに行ける。そういう環境があるとなしでは大違い、と思う。
　ホントにどうして香川には自然史博物館が…（以下略）。

　ゆっくり展示を見た後は、そのまま電車に乗って、帰ってきてしまった。道後温泉にでも行けば良かったのかも知れないけど、疲れ果ててその気力無し。帰りの列車は雨で遅れていたから、早めに帰ったのは正解だったかもしれない。
　

　せっかくなので、帰りの旅のおやつにこんなものを買ってみた。ＰＯＭジュースには、こんなものもあるのか〜。そしてお土産は、山田まんじゅう。小さいけど、とっても美味しい。

　だけど、確か松山に来た日には、大学博物館の入り口に古代生物の展示の垂れ幕があったのに、今日見た時は見当たらず。しかも、来週には新しく昆虫の展示があるとか。なんで、こういうタイミングなんだ？
　昆虫展示も見たかったし、寄生蜂の講演も聞きたかったよ〜。